Palermo

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Sicilia series。パレルモ。ここまではギリシアの植民都市を起源とした都市が多く登場した。ローマ時代の痕跡はそこにローマ人が手を加えたものも多い。ローマ時代のモザイクタイルが残る豪邸ピアッツア・アルメリーナは観光名所のひとつにもなっているけれどここではスキップして時代を中世に進めよう。多神教のローマ帝国がカトリックになって終焉したあとシチリアはビザンツ、イスラムと覇権が変遷し12世紀にはノルマンの王国ができる。現在はヨーロッパの周縁と見做されている小さな島は、中世には多様な文化が重なり入り混じる文化の要衝であったと捉えなおされている。それ故に建築史的に見どころが多いのだそうでたかだか数日の短い旅では捉えきれないものも多い。教授が率いる団体旅行ということもあり街を歩き回る時間はほとんどなく、メルカート(市場)にも行けなかった。ほぼ唯一の現代建築としてスカルパがレスタウロした州立美術館くらいは行きたかったのだがこちらは曜日の巡りが悪かった。街一番のジェラートには在住の知り合いに連れられてありついた。遅くまで開いていて明るいという意味でコンビニのような店で街のグラッパも体験した。が、パレルモの街はあらためて歩かなくてはいけない。脈絡を切った断片的コラージュでパレルモの文化的重合性を感じていただければと思う。fbのmichio kinoshitaアカウントに別の写真もアップしています。
2017/06/24(Sat) 09:21:26 | doglog
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木下道郎 ・ 建築家
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