和久傳
冬の京の旅。大きな声では言えないがCasaの特集が役に立った。麩屋町のおでんや和久傳の朝めしは旧い京の伝統の中でしたたかに生まれる革新。Casaならではの最新情報なのだとは思うけれどそればかりではと知り合いの京都通にも教えを乞うた。大昔に体験したところ、数年前に来たところ、ネットで探り当てたところも入り混じって本当は大好きなスタンプラリーにならかったところは成長の証かな。写真は和久傳「丹」の2階。設計は横内さん。カウンター越に白川が見える。サッシからもカウンターからも離して架けられた横桟の向こう側が赤く塗られていて外から「丹(あか)の帯」としてアクセントになっている。中からは糸のように細い一筋の丹が見えている。和久傳とは思えない不慣れな接客のおかげで建築にばかり関心が行ってしまったが、旅館にでも泊まらない限りまともな朝めしは少ないというマーケットの読みは当たっている。
2017/01/21(Sat) 09:07:35 | doglog