紫野大徳寺

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冬の京の旅。あてもなく彷徨うのが旅というものだとは思うのだけれど、時間に区切りをつけざるを得ない生き様なのだからと言っているうちに、ほとんどの時間が予約で埋まっていった。予約の端緒は大徳寺聚光院の特別公開で暮れも押し迫ってから思い立ってぎりぎりすべりこんだ。普段は京博に貸し出されている永徳などをあるべきところで観るのもよかったが合わせてその並びに千住博を体験できたのも収穫だった。岩絵の具は半永久的に持つのだそうだが例えば200年後にこれらの空間はどのように観られているのだろうかと悠久の時の流れにも想いをよせた。大徳寺で合わせて拝観できたのは龍源院、桐院、大仙院、瑞峯院。大徳寺という小さな宇宙にそれぞれの個性が秘めやかに存在しているのがいい。最後に訪れた瑞峯院の庭は重森三玲。写真は桐院。人がいた方が絵になる。
2017/01/19(Thu) 08:45:24 | doglog
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
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