アトリエ・ミストラル

160605a.jpg
160605b.jpg
160605c.jpg
富岡・高崎の旅の目玉は吉岡裕子さんのプレイエル・コンサート。三鷹の[doghouse]の隣にずっと旧くから住んでいる斎藤輝彦さんはコントラバスを弓で弾く演奏家で食の趣味がぴったりあったりしたことなどから友達付き合いをさせていただいています。彼のコントラバス・リサイタルに通っているうちに作曲家ボッテジーニが好きになりさらに伴奏の吉岡さんのピアノにも気持ちが入るようになって、幼少期以降はクラシックと言えばサティくらいだった私の音楽世界が少しずつ拡がりました。吉岡さんはエストニアの音楽に精通していて彼の国の作曲家シサスクやスメラをよく演奏します。スメラに惹かれるようになったのは彼女のピアノのおかげです。やはりエストニアの作曲家ペルトのあまり知られていない連弾ワルツUkuaru Vaissもやはり彼女のリサイタルから。そんな吉岡さんの今回のリサイタルは高崎市下小鳥町の信用金庫リノベーションのアトリエ・ミストラル。1905年製のプレイエル・ピアノが金庫のステンレス扉と共存している魅力的なコミュニティ・サロンです。自動車で来なかったのは私だけでしょうが、JR高崎駅の次の駅から歩25分という遠さを補って余りある素晴らしい時間になりました。近県にお住いの方はぜひお見知りおきを。カードを咥えている犬もかわいい。

2016/06/05(Sun) 09:26:42 | doglog
Tittle: Name:

Profile

image
kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

New Entries

Comment

Categories

Archives(4185)

Link

Search

Library