上州富岡駅
本命のTNA設計上州富岡駅。TNAパートナーの鍋島さんは日大生産工学部居住空間コースのOG。無人駅も多いローカル線ですから駅舎とは言っても大きめの四阿といったスケール感。歴史ある街からの参照を「お題としての煉瓦」のみに限定して建築としての自立性に重点を置いています。特に現在の「観光地富岡」を体験してみるとその姿勢は賢明だったように感じられますが、実は地域性はかなり希薄であると思いました。軽くさわやかではあります。屯できる場がそこここにあって居心地のよい場所として街に馴染んでいます。お気に入り写真はどこにでもいそうなおじさんたちが気持ちよく海の向こうの音楽を奏でるの圖。後ろの車両は根性の入った鉄ちゃんなら上信電鉄と分かるかもしれません。
2016/06/02(Thu) 09:41:56 | doglog