すずやかに紫
野老朝雄さんのオリンピック・エンブレムについての山中祐一郎さんのフェイスブック・コメントは読み応えがある。「数学的厳密性を背景にしつつ、柄/紋が繋がることで拡張/展開し、作品と環境が繋がり、それに関わる人や想いもまた繋がっていく」デザインは美しいとか印象的だとかいう感覚的な評価を超えた、思想を持ったシステムを基盤に持っているのだ。選定のプロセスはデザインの重要性を理解しない惨憺たるものだが、結果オーライとなったのはよかった。でも2020年にフクシマはどうなっているのだろう。2020年に三陸の仮設住居はまさか残っていないだろうな。
2016/04/27(Wed) 09:28:29 | doglog