三宅一生

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MIYAKE ISSEY展@国立新美術館。年に2度の髪切りはもう何十年も麻布十番。昼は「たき下」で高校同期の東京マラソン完走話を聴きながら焼き魚定食。その後に六本木界隈で展覧会3題が加わった高効率街歩きの構成要素の一つがこれ。歴代の服が並んでいるだけではないだろうなとは思っていたけれど、予測を遥かに超える見応えでした。展示の主眼はデザインのコンテクストすなわち背景やプロセス。つまりかなり建築的なのですね。あの独特のスタイルが天才の閃きというばかりではなく製造プロセスと深く絡んだ挑戦の産物だったのはうれしい。ちょっと手が届きにくいけどまた少しくらいは着てみたくなりました。プレゼンテーションのレベルの高さは建築展の比ではありません。紙の布をつくるプロセスをミツマタ(かな)の刈り取りから記録した映像は美しくかつ説得力大。大昔「紙舗直」さんの小国のアトリエにお邪魔して紙漉きの手伝いをした時の達成感を思い出しました。美術館から駅に抜ける裏通りで撮った写真は展示とは無関係です。
2016/04/07(Thu) 09:58:59 | doglog
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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