頭のいい雨の木
武満徹の「雨の樹 素描T」で始まり、ドビュッシー、プーランク、バルトーク、野平一郎、ラヴェル。アンコールのプーランク「エディット・ピアフに捧ぐ」の後に朗読
――「雨の木」というのは、夜なかに驟雨があると、翌日は昼すぎまでその茂りの全体から滴をしたたらせて、雨を降らせるようだから。他の木はすぐ乾いてしまうのに、指の腹くらいの小さな葉をびっしりとつけているので、その葉に水滴をためこんでいられるのよ。頭がいい木でしょう。――(『「雨の木」を聴く女たち』大江健三郎)
そして台信遼作曲「秋霖抄」。6月14日。瀬川裕美子さんのリサイタル。よかった。
2014/06/22(Sun) 06:56:41 | doglog
Re:頭のいい雨の木
瀬川裕美子様[doglog]にたどり着いていただけてうれしいです。
リサイタル、素晴らしい選曲でした。
40年くらい昔に通った「エリック・サティ連続演奏会」を思い出しました。
秋山邦晴、高橋アキ、高橋悠治といった陣容でしたね。
次も楽しみにしています。