うれしい循環

2012年竣工の富ヶ谷集合住宅。道を挟んで斜め前にちょうど空いていた古いアパートが現場事務所でした。アパートの大家さんがハウスメーカーで建て替えを検討中という話を小耳にはさんで、私たちの出番ではないなと思いながらも一案捻り出してみたのが、間もなく着工する富ヶ谷集合住宅2の始まりです。評価の高い居住地域のエッジに位置する雑然とした印象の拭えないエリアで他にも木造アパートを経営している事業主にとっては、付近の相場の2割増しの賃料ながら順調に市場に受け入れられている実績もさることながら、地域の将来にどちらがプラスになるかとの判断が決め手になったようです。建築により街の評価が高まることでまた建築の資産価値も上がる。うれしい循環ですね。手前が新しい敷地。今度は高低差があります。
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2013/05/21(Tue) 07:05:03 | doglog
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
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