Lunuganga 4
スリランカの旅27。ジェフリー・バワの建築。バワはLunugangaのあちらこちらにお気に入りの場所をつくっていて、例えば食事も時と場合に合わせていろいろな処で楽しんだのだそうです。建築家なのに大金持ちだったというのがなかなか理解しにくいのですが、とにかく召使が迷子になることなくサーブできるように、敷地中に点在するいくつもの食卓にはそれぞれ異なる音の鐸が吊るされています。お気に入りの場所にcinnamon hill、red terrace、yellow court、bishop corridorといったふうに名前をつけるところは私と同じ。わかります。階段のデザインでの遊び心は私は真似しない方がよさそうですが、眺めているにはいいですね。主屋の北側にある大きく成長したプルメリアの存在は大きいと思いました。夜明け、夕暮れ、蝋燭の灯る夜、スコール、直情からの陽射し、いつも絵になっていました。何百年か経ち、建物が朽ち果て、庭園が密林に変わったとしても、変わらずに湖を眺めていることでしょう。ちなみに2003年に亡くなったバワのお墓もこのLunugangaにあります。
2012/10/10(Wed) 07:06:09 | doglog