直島めぐり

瀬戸内建築の旅¶直島では船の便の関係で滞在時間が正味2時間53分しかなく、観たいものが島中に散らばっているので、自転車で島めぐりをすることになりました。一行一群が疾走する姿はツール・ド・フランス気分ですが、山坂も少なくなく汗だく。見るべきものは残さず判を押したい性分なのに、出足を群れに惹かれてしまって路を誤り、時間と脚力との闘いで余計に汗をかきました。李禹煥美術館の後地中美術館を棄てて家プロジェクトへ取って返したのですが、肝心の南寺のタレルを見学できず、大兎を逃した気分が残ってしまいました。ま、それ自体がひとつのエンターテインメントということでしょうか。また来なくてはと思い直しました。島には1970年代から作られ続けられた某建築家の作品がまだ立っているのですが、ペダルを緩める気にもなりませんでした。特に町役場は30年近く経っても醜悪。こんな仕打ちを受けてなお建築の力を信じてくれる直島に敬服。
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photo by Kenichi Shinozaki
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2011/07/10(Sun) 07:00:07 | doglog
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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