[祖師谷のリフォーム]

鉄筋コンクリート2階建の住宅のリフォームが竣工しました。こんな感じのどこにでもありそうな3LDKだったのですが、取り払える壁はすべて取り除いて、18本の[障子]をセットしました。[障子]を開けたり閉めたり隠したりすることによって生活に合わせた空間を創り出していきます。[障子]が舞台のセットのような役割をするわけです。おかげで内装材に凝ったりする必要もなく、予算も空間もたいへんシンプルに仕上がりました。この[障子]のアイデアが浮かんでからは私には迷いがありませんでしたが、クライアントはできあがりを体験されて初めて安心されたようです。思わぬ出来栄え?を喜んでいただけて、私もほっと嬉しくなりました。
BEFORE
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AFTER
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2011/05/17(Tue) 07:53:04 | doglog

Re:[祖師谷のリフォーム]

細かいはなしになりますが、ここでは木枠も白く塗装し寸法も大きめにして固有の意味を希釈し装置としての役割を強調しています。ですから障子ではなく[障子]です。
[doglog](2011/05/17(Tue) 23:22:15)

Re:[祖師谷のリフォーム]

穴の開かないシートの光は、ちょっときついですよね。
和紙本来のやわらかさに欠けてしまいますが、
本物の和紙の光のやわらかさと比較しなければ
どうってことないような・・・
寂しいかな、こういう感覚・・・?
上野ぱんだ(2011/05/17(Tue) 19:31:23)

Re:祖師谷の住宅

障子越しのあかり、いいですよね。好き嫌いはあるのですが、ここでは、穴の開かないシートを使って、裏表がないようにしています。
[doglog](2011/05/17(Tue) 17:00:21)

Re:祖師谷の住宅

小さい時は、指で穴の開く障子が嫌いでしたが、
今は、障子のやわらかく優しい光が大好きです。
上野ぱんだ(2011/05/17(Tue) 13:57:30)
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木下道郎 ・ 建築家
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