tabula rasa

積もらない雪が通り過ぎて春の足音がだんだんはっきりとしてきました。朝の散歩はさっと濡れた路面が凍結してうっすらと紗がかかったよう。フクが滑らないようにリードを細やかに牽き、久しぶりの湿った空気を味わいながら、歩を進めました。朝露に映える近くの紅梅が目にとまり、散歩が終わってからカメラを手に出直しました。爽やかに澄んだ朝の音楽はアルヴォ・ペルトのTabula Rasaから。表題曲の前に展開される2種類のFratresも好き。ヴァイオリンとピアノ(キース・ジャレットです)版よりもチェロ12本版の方が少し好きかな。tabula rasa、「精神的な白紙」を表すラテン語だそう。わかるような気がします。まだCDがなかったころに池袋のアール・ヴィヴァンで入手した独ECM盤LPもとってあります。あの頃が懐かしいなあ。
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2011/02/14(Mon) 06:45:46 | music
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
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