かつカリーへ
下北沢、上野毛、南麻布と現場巡り。よく晴れて気持ち良かったので北沢から三軒茶屋まで歩きました。電車より早いはずです。安藤さんの城戸崎邸をはじめたくさんの立派な住宅にまじって妙にかわいい建物がありました。40年くらい前に住んだことがある懐かしい上野毛。駅前は何やら工事中で、環八に陸橋でも作っているのかと思ったら道路をまたぐ上野毛駅舎工事。これも安藤さん。南麻布でも味のある建物を発見。角にあった安藤さんのブロックの住宅は姿を消していました。このあたりは大昔パッソルという社用車に乗って走りまわったエリア。昼飯時になって、その当時好きだったヒルズ開発で追い出されたカツカレー屋がテレ朝通りに出店したという噂を思い出し、探しながら歩いてみましたが見つかりません。神田の方に移転した揚句になくなった「とつげきラーメン」とかいつのまにか姿を消した「ブンガワンソロ」とか、懐かしい店が脳裏をかすめ、おさまりが着かなくなってしまいました。ついに西麻布方面の「いなにわ」まで足を伸ばしましたが、なんと解体作業が始まろうというところ。もう少し早く来るんだった。とっくに消えた「永岡」あたりまで来たあたりで、去年の暮は形だけの「おためし」でお茶を濁してしまった「豚組」の「かつカリー」を思い出しました。やった。注文してからじっくり揚げるカリっとした厚いカツ、小麦粉でとろみをつけない本格カレー、モンゴルだかのピンクの岩塩、からし、コクのあるソース、ハーブのドレッシングのかかった千切りキャベツ。大満足なのですが、さまざまな食べ方を試しているうちに、焦点が定まらなくなってしまい、カツカレーというより、カレー付きとんかつを食べている感じ。「日常派」に知られたら何を言われるかわかりません。食べ終えて、コーヒーがほしいなと思ったところに出てきた、黒蜜羹の苦さがうれしかった。実りある半日でした。今度は何十種類もあるカツから選んで食べてみます。
2011/01/26(Wed) 05:45:38 | doglog