モネ 蕎麦 上野

朝一に[白い箱]で打ち合わせ。ここには柴犬のソラちゃんがいます。仕事はそこまででBunkamuraの「モネとジヴェルニーの画家たち」展に寄って上野に向かいました。銀座線を末広町で降りて一筋裏に入ると40年以上昔に通った練成中学校です。廃校になって久しく、建物はアートの拠点として再活用されていましたが、いよいよ取り壊されることになったそうです。当時の建物からは建て替わっているうえ、周囲の街並みが様変わりしていて、記憶をたぐりよせるてがかりがほとんどありません。裏道を黒門小学校の前を通って上野に向かい「池の端藪蕎麦」へ。先ずは「すいとろ」で菊正樽酒。「天ぬき」だと酒が進み過ぎるのをおそれて「天ざる」にしました。納得の海老掻揚げ。天つゆの甘くなさが好みです。九割がた埋まった卓には、一組がビールだったほかは、すべてお銚子がのっていて誰もがお店の雰囲気に馴染んでいるようすでした。合格。池の端ですから不忍池はすぐそこ。睡蓮ならぬ水鳥をカメラにおさめ、都鳥(ユリカモメ)が舞い鴨が泳ぐ冬景色を眺めながら、弁財天や天神さまの脇を通って上野の森へ。久しぶりの西洋美術館はデューラー展。きつい宗教色からそこそこに逃れて常設展の上階に足を踏み入れると、人ごみがなくなりゆっくりと絵画・彫刻・建築を楽しむことができました。落ち着いてこの建築を味わったのは初めてかも。よかった。もちろんこちらにもモネがありました。構図が写真的なハンマースホイの絵に強く惹かれました。いろいろなものに出会った一日でした。
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2011/01/16(Sun) 07:19:19 | doglog
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木下道郎 ・ 建築家
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