森の教室
二時間近い森歩きでニコルさんからいろいろなことを教わりました。こういう授業は楽しいし、どんどん頭に吸収されていきます。ここは大きな落葉樹の下にウッド・チップが敷き詰められた森の広場。ふだん心を閉ざしがちな子供たちが、ここでの木登りをきっかけに原点に戻って、心を開いていく様をニコルさんが語っているところ。足下にはどんぐりやきのこがたくさん。よく見れば枯葉色のカエルもそこここにいます。
こちらは「アファンの森」の周縁部を流れている水路。江戸期につくられたもので土木技術はかなり高かったようです。水音を聞いているだけで気持ち良くなっていきます。ところが林野庁の主導で昭和期に手が入れられている部分があって、コンクリート水路になってしまってるところもあります。左の「江戸期」に比べて右の「昭和期」は流れが直線的で速く、心地よい水音はありません。流れる水と川岸の土や植物や生物とが溶け合っているのは「江戸期」の方だけです。地元の人手で作られたに違いない「江戸期」に対して「昭和期」はおそらく中央の資本と工業力で作られています。この場所にどちらのほうがいいかは明らかです。
こちらは「アファンの森」の周縁部を流れている水路。江戸期につくられたもので土木技術はかなり高かったようです。水音を聞いているだけで気持ち良くなっていきます。ところが林野庁の主導で昭和期に手が入れられている部分があって、コンクリート水路になってしまってるところもあります。左の「江戸期」に比べて右の「昭和期」は流れが直線的で速く、心地よい水音はありません。流れる水と川岸の土や植物や生物とが溶け合っているのは「江戸期」の方だけです。地元の人手で作られたに違いない「江戸期」に対して「昭和期」はおそらく中央の資本と工業力で作られています。この場所にどちらのほうがいいかは明らかです。
2009/10/25(Sun) 08:49:18 | doglog
Re:森の教室
ドイツと日本では森の面積はさほど変わらないのに、森で働いている人の数が雲泥の差なのだそうです。森の手入れがいかに大切かをニコルさんは熱っぽく語っていました。素晴らしい授業でしたよ。