ブルゴーニュのワイン 090508

コート・ド・ニュイのシャトーの一つクロ・ド・ヴージョClos de Vougeotはもともとは修道院。淡い褐色の石灰岩で出来たブドウ畑の真ん中に同じ石で出来た建物が凛として建っています。
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建物の中庭のようすです。花の色彩が効いています。
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壁にワインのボトルが積み重ねられているだけなのですが、絵になっています。
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お隣の畑はロマネ・コンティRomanee Contiです。十字架の下に見える石垣のことをclosと呼んでいて、この地域では畑の境界にclosを築くことから畑の区画そのものをclosと呼ぶのだそうです。
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これは別のワイナリーの地下にある竣工間際の貯酒庫。今回の旅の目的の一つはワイナリーの建築を学習することですから、空間的にも設備的にもかなり専門的な視点で視察しています。ついでにテイスティングもします。床仕上げができていないところには砂利が敷かれて、その上にワインの樽が並べられます。砂利の下は地面になっていて地中のほどよい湿気がそこから上がってくるのだそうです。初めのうちはグラスにしっかりと注がれるおいしいワインを全部飲みほしていましたが、適宜床の砂利のところに吐き捨てるのが流儀なのです。数種類は出てくるのですから、確かに、そうしないと酔っ払ってしまいます。ただし、まわりをよごさずにかっこよく吐き出すのは簡単ではありません。
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2009/05/08(Fri) 07:01:18 | doglog
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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