「連動」する世界史
最近届いたお気に入り2。高校で習った歴史は世界史と日本史に分かれていた。キリスト教を基盤とする西洋史観と国家を中心に据えた国粋史観はほとんどかかわり合いを持たない。どちらも都合よく脚色されていることだけは確かだ。年号と固有名詞を暗記するのにはどうでもいいことだったが、世界を正しく理解するためには役立たない。朝日新聞の書評で知った南塚信吾「『連動』する世界史」は岩波書店の「シリーズ 日本の中の世界史」7巻の1冊。今までにない視点が展開されていることを期待して読み始めた。出展を明示しながら進められる学者の論考は読み易いとはいい難いが私には興味深い。楽だからとAmazonで買ってしまったのはいかがなものか。
2019/01/29(Tue) 08:00:02 | doglog