葉山
葉山に行った。目的は県立近代美術館の「アルヴァ・アアルト−もう一つの自然」展。ヴィトラ・デザイン・ミュージアムとアルヴァ・アアルト美術館企画の巡回展というだけの見応えあり。模型台の下が展示用図面ケースになっているのに感心。ただし建築家展とは思えない混みようで抽斗を引いて図面を見終わった後の閉めるタイミングが難しい。講堂で開催された島崎信さんのレクチャー「家具から探るアルヴァ・アアルト」も興味深かった。建築、家具を設計するだけでなく、それらを創り出す仕組みにまで取り組むアアルトの行動力を知った。フィンランドの自然を中心に据えた戦略も見事だ。講演会の司会は見覚えある人だなあと思ったのだが、ワークショップ時代の1992年にfrom DANCEでお世話になった水沢勉さんだった。声をかけることができてよかった。館長だ。葉山の海が見える大きな窓のあるのびやかな空間にアアルトの家具や照明がセットされたAalto Roomで余韻に浸れたのもよかった。彼と縁の深いArtekとiittalaの協力によるものだそう。今回は駅から珍しくバスに乗ったのだが、ついに本格的に席を譲られてしまった(苦笑)。気持ちがあたたかくなる小旅行。
2018/11/21(Wed) 08:00:04 | doglog
Re:葉山
咄嗟にありがとうが出て素直に座ることができました。一歩前進。今朝はmciの講話を聴いてきました。こいつは要注意(笑)。