法師温泉
台風の影響は無く上越線後閑駅は晴れ。青田の美しい谷をバスを乗り継いで法師温泉到着。二十数年前と何も変わっていない。あの時まだ這っていた長男を写真に収めた渡り廊下に続く階段もそのまま。やはり変わらない法師之湯に浸かっていい時間を過ごした。風呂の底のごろた石の下から湯が沸き出ている。写真は玉城之湯で1982年のフルムーン・ポスターで有名な1895年造の法師之湯の方はもっと薄暗い。夜からは雨。今もまだしとしとと降っていて2階の和室の木建を開け放つとせせらぎの音と湿った山の香りが心地よい。すぐ迫る山を越えれば苗場なのだが上越線に戻って湯沢に向かう。夕暮れにはディランだ。たいせつなものはなにも変わらない。幸せだ。
2018/07/29(Sun) 08:00:02 | doglog