小江戸大多喜
上総の旅 5。かつて城下町の中心だった通りには渡辺家住宅、豊乃鶴酒造、大屋旅館など名残がぽつぽつとある。一方建て替えられた末に空き家となった老朽建築も少なくない。新しく建ったものの方が街の寂しさを受け止めにくいようだ。こういう状況での設計は建築家の腕が問われる。難しいがやり甲斐のある仕事だろう。大多喜小学校(1997年)は日大生産工学部の講師仲間の小島広行さん。カーンのバスハウスの面影もあって、並の公立小学校の水準は超えている。遠くに写っているのが大多喜城。
2017/11/11(Sat) 09:00:30 | doglog