「中心のある家」

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阿部勤さんの「中心のある家」2度目の訪問。台風に伴う激しい雨だったのだが阿部さんの「雨が似合う家なんですよ」の一言で雨が私のメモリーから消えた。2人とも晴れ男なのだ。家の中心にある正方形の平面の空間をほどよく分節された小空間がぐるりと取り囲んでいる。不思議な回遊性があるから見て回るのが楽しい。ところどころに吹き抜けもあるので家中に散らばった私たちに一つのまとまりができる。宴が進んでくるといくつもの小さな集まりが物陰にある。チベットの寺院と空間構成の共通点があるのだそうだ。彼方では大日如来が鎮座している中心に此方ではメキシコの太陽神の絨毯が敷かれている。空間の魅力もさることながらそこに場所を占めているさまざまなモノが重要な役割を果たしている。川崎毅の陶芸の街、レゴのサヴォア邸、田中潤作のぶらさがり棒、専用台に据え付けられたハモンセラーノ、トルコで駱駝の背に掛ける布袋。私も29年前の旅でこれを買って[doghouse]に置き忘れてきた。好きなモノに囲まれた暮らしは居心地がよく空間は楽しい。今回は居住の学生たちもアルテックOGも一緒でひときわ楽しかった。早く[bigdog house]を片付けよう。fbのmichio kinoshitaアカウントにほかの写真を8枚アップしています。
2017/11/06(Mon) 09:01:03 | doglog
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木下道郎 ・ 建築家
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