奈良町ホステル
居住研修旅行の奈良での宿は築160年の商家を改装した「奈良町ホステル」。中心になっている建築は奈良市の文化財に指定されていて改築が思うようにできないので、周囲の蔵などの建築とそれらのあいだに生まれる余白を使って、小さな街のような空間をつくりだしている。小屋裏が剥き出しになった大部屋に2段ベッドが並ぶ空間はドミトリーのようだ。強い睡眠力でどこででも即眠ることができる私も合板1枚で仕切られた隣室でのゴキブリ大騒ぎには軽く目が醒めた。明け方は記録的集中豪雨で大雨漏り。おもしろい体験だった。時が深く刻まれた建築を街のなかで再利用しながらゆっくりと一緒に育って行くのがいい。
2017/09/25(Mon) 09:43:16 | doglog