結界
建築で始まった土曜日は伊東豊雄の「座高円寺」へと続く。この市民劇場の劇場と街との結びの領域には巧みなしかけが施されていて、ホワイエ+階段がみごとに街につながる場になっている。光が神々しいから結界のようでもある。このしかけは「臺中國家歌劇院」にも援用されているから、そこにかかわったMs.Changにとっては感慨深かっただろう。陽が射していたせいか私にとっても以前来た時以上のインパクトがあった。こういう光は写真にとってはありがたい。写真が得意な彼女はiPhoneに魚眼アッタッチメントを取り付けていいスナップを残してくれた。シャッター音が鳴るのは日本だけだと言っていた。彼女が改札を出る時に取り忘れた3day passが戻ってくる可能性はゼロに近いと思いながらも駅員に相談したら、忙しいなか手際よく捜索してくれて、思いもよらず戻ってきた。これも日本だけだのことだろう。
2017/09/08(Fri) 09:08:05 | doglog