Ragusa

170726.jpg
170726a.jpg170726b.jpg
Sicilia series 12。ラグーザ。1693年の大地震で崩壊したヴァル・ディ・ノート(Val di Noto)の都市の一つ。ここでは崩壊した街のあった丘と谷を挟んで隣接する高台に新しく街がつくられた。イブラと呼ばれる古い街の入り組んだ細い路地の奥でランチ。石積みの家の中をを白く塗り込めてレスタウロした空間は素晴らしかった。街の中心のサン・ジョルジョ教会はヴァル・ディ・ノートでお馴染みのガリアルディの設計。荘厳な宗教的空間では私の視線はどうしても空間の周縁に向いてしまう。ここでは床の光と影。宿がある新市街は碁盤の目状につくられた純正ゴシック。夕食前の散歩で緩やかな坂道をイブラの方に暫く下ると視界が開けイブラの全容が眼前に現れた。ここからは街は急な階段で谷間に下っていく。下り切ったとこで目にするパラッツォ・コンセンティーニは、半日前にイブラを探索し始めた時には特徴的なバルコニーの持ち送りだけが印象的だったのだが、もっと多様な都市の文脈の中に確かに建っていた。だから街歩きは奥が深いのだと思う。fbのmichio kinoshitaアカウントに別の写真もアップしています。
2017/07/26(Wed) 09:05:42 | doglog
Tittle: Name:

Profile

image
kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

New Entries

Comment

Categories

Archives(4185)

Link

Search

Library