虚偽騙
house vision印象3。3時過ぎに相方と合流して視点が複数になった。私はものの見方に偏りが少なくないので他人と一緒の展覧会は得意ではないのだが、歳を十分にとったせいかストレスは生まれなかった。それで広場にあるオリーブを生やした巨大なつくりものが実はほんものだと気づいてしまった。推定樹齢1000年だそう。たいへんなことだとは思うが1000年も根付いた植物を土地から切り離して何万キロも運ぶのはないだろう。営業管理費15%とかいうビジネスの発想だ。住友林業緑化×そら植物園の「芽生える大樹」。学生にしか勧められないのはこういう運営の体質にも原因があるのかもしれない。身体で知るという機会は貴重なのだが、暮らし方の本質に肉薄する意思が希薄で、未来社会のヴィジョンがプロダクトでしか描けていないところが物足りない。でも行ってよかった。
2016/08/27(Sat) 09:00:18 | doglog