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旧くからの仕事仲間との師走の吉祥寺鼎飲。今年はかなり趣向を変えて「破」にLPの聴けるダイニングバー[quattro labo]を選びました。スピーカーの前のカウンター席を予約。店のターゲットになっている若者たちは旧いLPに興味がないのかほとんどリクエストをしないのでターンテーブルをほぼ独占できるのです。ところが平日は勝手が違っていました。Rubber Soulの次にByrdsをリクエストしたあたりでDJが登場。LP単位ではなく一曲一曲目の前の私たちに合わせて実に気の利いた選曲を展開してくれたのです。New MorningからThe Man In Me、The BandはMoondog Matineeからなど渋い。Area Code 615、Tony Kosinecまで登場して時間はアッという間に過ぎて行きました。自分で回せたら最高だろうなあ。で「急」はお決まりのSometime。音楽に浸り込んだ流れなのでたいして期待していなかったのにこの日に限って音楽が異色。オーソドックスなジャズではなく西洋周縁音楽の坩堝といった感じのクインテットTokyo Groove Allianceだったのです。解説によれば守備範囲はjazz, funk, Arabic, aboriginal, European renaissance and rockだそう。アラブの香りを漂わせる複合音は刺激的でした。メンバーの中の唯一の日本人太田惠資はどこかで見たことがあるなあ。

2015/12/06(Sun) 06:04:18 | doglog
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
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