懐かしい時流れて
45年前のPPM来日公演盤がついにCD化されたことは以前に書きましたが、CD化の際の蔵探しでなんと未発表曲が12曲見つかり2枚組Peter, Paul and Mary in Japan, 1967として届きました。休みに入ってからこればかりを聴いています。脂がのった時の演奏で、録音も秀一。あの頃の想い出が色鮮やかによみがえります。録音された1967年1月は都立高校受験の直前、PPMのコンサートに行ったのは同じ年の後半に再来日した時でした。勉強一筋の真面目少年にとっての唯一の息抜きだったと言えるでしょう。その当時は知るよしもありませんでしたが、Bob Dylanがすでに2年前に「フォーク」と袂を別ち、米国での音楽の時代は急速に変わっていました。あの時点でもうBlonde On Blondeが出ていたのですから驚きです。そのDylanとPPMの当時のマネージメントを同じAlbert Grossman(ユダヤ人ですね)が仕切っていたという事実もやはり驚きです。ちなみにこの時点で東海村の原発がすでに稼働していますが、商業用軽水炉1号の敦賀原発が稼働するのは1970年。ここで気付けば後戻りもできたのかもしれませんが、ディズニーや鉄腕アトムまで動員した周到なシナリオが経済成長を隠れ蓑に完遂されてしまいました。DylanもPPMも原発もアメリカ製、もっと言えばユダヤ資本。そういうことなんだなあ。
上から、夏に出た1枚物日本盤、日本盤(1枚目は1枚物と同じ)、米国盤(1枚目の通訳部分がカット)。
上から、夏に出た1枚物日本盤、日本盤(1枚目は1枚物と同じ)、米国盤(1枚目の通訳部分がカット)。
2013/01/03(Thu) 08:41:03 | doglog