meda midula
スリランカの旅23。ジェフリー・バワの建築。2 Alfred House Road。1961年にコロンボ市街に住宅として設計され後にバワの設計事務所として使われていた建物。暫く使われずに放置された後1997年にカフェとギャラリーからなる空間として改装されパブリックとなりThe Gallery Caféと呼ばれている。ちなみに経営はThe Villaと同じ。バワ空間のよき理解者なのでしょう。バワの書籍もたくさん並んでいます。街の中にひっそり佇む中庭は賑やかな都市のオアシスのよう。中庭に架けわたされた二つの屋根の隙間が印象的です。中庭を貫く強い軸線がさらに強化されています。バワはスリランカの伝統的宮廷建築の中庭meda midulaを意識していたに違いありませんが、装飾的要素を完全に消去しても空間の本質は変わらないと思います。どちらにせよ、ゆっくり味わいたい空間。本当はここでランチにすべきだったと、後悔しました。
2012/10/02(Tue) 07:46:32 | doglog
Re:meda midula
「風通し」の大切さ、スリランカで再認識しました。日本もずーっと昔は街の隅々までアジアだったんですけれどね。