曖昧な空間

長崎のヴィッラ。向こうの食卓と手前の厨房の間に「曖昧な空間」が挟まれています。天井は大平版、床はモルタル、壁は外壁材がまわりこんでいて、内外の仕切りがあるという意味で「内部」であるほかは「外部」仕様の空間になっています。「内部」の生活空間と外部とのあいだの緩衝領域になっているわけです。「曖昧な空間」に面した部屋側の開口部のガラス戸と網戸は両側に引き込まれています。この住宅では居室の仕切りの扉はすべてが引戸になっていて、外との関わりあい方を自由に調整できるようになっています。「曖昧な空間」がどのように使われるのか楽しみです。
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2012/07/28(Sat) 08:12:20 | doglog
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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