伊丹十三記念館
瀬戸内建築の旅¶は讃岐から伊予へ。松山で伊丹十三記念館。泥沼の「原発」から遠く離れたところまで来ましたが、50kmちょっと先の伊方というところで原発が稼働しています。福島第一3号機と同じプルサーマル方式も1基。設計者の中村好文さんにあらためて経緯を聴かせていただいて、思い入れの大きさを噛みしめてから建築へ。瀟洒な中庭の中村さんらしさが印象的でした。陰りはそこにはひとかけらもありません。しかし建築全体として伊丹十三の死につきまとう暗い闇がどこかに潜んでいるはずだと思いました。惜しい人を失くしたものです。
2011/07/09(Sat) 08:37:46 | doglog