洛陽荘
京都東山建築めぐりD。宿は「碧雲荘」にほど近い「洛陽荘」。大正期に建てられた山階子爵邸を今年亡くなった建築家渡辺明が数年前に増改築した旅館というよりは瀟洒な邸宅。庭はやはり「植治」。なんと通い慣れた「白河院」のすぐ裏でした。着物を優美に着こなした女将の京都弁の接客の技が秀逸。大書院での反省会も女将の技で会話が弾み、とても楽しくなりました。一番下が反省会の写真で、私の右側が11代小川治兵衛さん。たまたま隣だったのでいろいろなお話を聞くことができました。庭は成長を続けるので作品の「完成形」はないとのこと。建築も同じと私は考えています、と申し上げておきました。個人的には8代より7代の作風がお好きという答えにくいお答えもいただきました。最近作の「空(くう)の庭(だったかな?)」のことをうかがい惹きつけられましたが残念ながら非公開。紅葉のお勧めは「三千院」とのことでした。またまた貴重な時間。国産のワインをいただいていたのですが、素性について詳しいことは書けません (笑) 。
photo by Tsunehiro Manabe
photo by Tsunehiro Manabe
2010/12/07(Tue) 06:53:40 | 京都
Re:al
いいなあ。写真だけでも転載させてください。