この場所から
住宅のリフォームの打合せで祖師谷に出かけました。地図を見ると塚戸交差点の近く、ということは懐かしい「大嶺マンション」がまだ残っているかも、と足を伸ばしてみました。三十余年前、大学の仲間7人で借りて勉強会などの拠点としていた鉄骨3階建てのアパート。後にそのうちの3人がそこを根城とするようになり、設計事務所「ワークショップ」を開設するきっかけとなった場所です。1階にはその当時自動車修理工場があって、「冒険者たち」のようだと、私たちは胸をときめかせていましたが、どう見てもかっこよさとは無縁の安アパートでした。塚戸交差点やそのまわりの街は三十年の歳月なりの変貌を遂げていましたが、建物そのものは当時のままで、いろいろあって林檎とスープだけを食べていたことや犬(当時から好きだった)のニッパーの等身大の置物のことなどを思い出してしまいました。「熱いリフォーム」にしないとな。
2010/09/21(Tue) 06:33:44 | doglog