森の教室

二時間近い森歩きでニコルさんからいろいろなことを教わりました。こういう授業は楽しいし、どんどん頭に吸収されていきます。ここは大きな落葉樹の下にウッド・チップが敷き詰められた森の広場。ふだん心を閉ざしがちな子供たちが、ここでの木登りをきっかけに原点に戻って、心を開いていく様をニコルさんが語っているところ。足下にはどんぐりやきのこがたくさん。よく見れば枯葉色のカエルもそこここにいます。
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こちらは「アファンの森」の周縁部を流れている水路。江戸期につくられたもので土木技術はかなり高かったようです。水音を聞いているだけで気持ち良くなっていきます。ところが林野庁の主導で昭和期に手が入れられている部分があって、コンクリート水路になってしまってるところもあります。左の「江戸期」に比べて右の「昭和期」は流れが直線的で速く、心地よい水音はありません。流れる水と川岸の土や植物や生物とが溶け合っているのは「江戸期」の方だけです。地元の人手で作られたに違いない「江戸期」に対して「昭和期」はおそらく中央の資本と工業力で作られています。この場所にどちらのほうがいいかは明らかです。
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2009/10/25(Sun) 08:49:18 | doglog

Re:森の教室

ドイツと日本では森の面積はさほど変わらないのに、森で働いている人の数が雲泥の差なのだそうです。森の手入れがいかに大切かをニコルさんは熱っぽく語っていました。素晴らしい授業でしたよ。
[doglog](2009/10/25(Sun) 16:17:28)

Re:森の教室

先日、東松山の森林公園へ初めて行きました。入園料やら駐車料やら結構な出費でした。しかも、舗装された園内の道には電気バスが走り、運賃も馬鹿になりません。高い貸自転車もあります。ウエールズやドイツの森とは雲泥の差です。折角の国営事業なのに、「?・・・」って感じ。でも、ほとんどの利用者は、私営の遊園地よりは安く済むくらいに思って利用しているのでしょうね。日本の国は、豊か(あるいは貧し)すぎて、森のありようを理解していないのでしょうか?森に入って感じる、あの何とも形容しがたい心の至福感を得られることなく、帰途につきました。
私も、二コルさんの授業を受けてみたいなあ・・・
上野ぱんだ(2009/10/25(Sun) 15:44:29)
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木下道郎 ・ 建築家
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