[猫犬]

161031.jpg
[猫犬]土方久功@国立近代美術館

国立近代美術館「近代風景」展は奈良美智による所蔵作品選集。このひとも犬が好きなんだろうなあ。なかでも土方久功の[猫犬]が最高。こういう時間の過ごし方も悪くないなあ。ミュージアムショップで教え子がバイトしていたのが妙にうれしかった。

Thomas Ruff

161030.jpg
[l.m.v.d.r.]Thomas Ruff@国立近代美術館

郡裕美さんの「建築と記憶」展でイタリア文化会館に行くついでに近くの国立近代美術館Thomas Ruff展へ。写真のメディアとしての可能性への挑戦が刺激的でした。構図とか光とかにせいいっぱい拘っている私の写真は小さい(笑)。ミースのバルセロナ・パヴィリオンの「流し撮り」が見事に建築の本質を捉えているのには驚いた。デジタルになってからの作品はほとんどがサンプリング?でもう「写真」の枠を超えてしまっている。報道写真をその指示稿とをコラージュしたpress++シリーズが最新作。

アルメニア

161029.jpg
トルコ、イラン、ジョージア、アゼルバイジャンに囲まれたコーカサス山脈とアララト山のあいだにあるアルメニアという国についてあまり多くは知らない。今年の9月に出会ったHamasyanのECM録音でアルメニアの音楽の一端に触れた矢先に吉岡裕子さんのピアノでアルメニア音楽に浸る機会を得た。「剣の舞」で有名なKhachaturyanの国であることを演目ノートで知る。西洋音楽の形式のなかに微かにアラベスクの香りが漂う。楽曲の良さもさることながら吉岡さんの演奏が情熱的で素晴らしかった。Soghomonyanの「やまうずら」Amiryanの「夜明けを待ち望みながら」Babajanyanの「エレジー」Barkhudaryanの「優雅な踊り」の抒情が特にお気に入り。文脈が明らかに異なる表参道の欅のイルミネーションが不思議にぴったりの気分。ファミリーネームの末尾がことごとくyanなのもおもしろい。

衣温

161028.jpg
モンタルチーノの葡萄酒色の衣に温かくなる秋の空の下の犬には

夕路

161027.jpg
秋の夕陽に輝く鉄路に惹かれて端まで歩を進めた月台で捉えた静かに近づく美しきかたち

唐花

161026.jpg
唐花の効いた麦酒を飲み分けて感じる遥か西の異国の香りよりも秋の気配の細やかな襞

実宵

161025.jpg
秋のイチジクとトラディションがジンファンデルと馴染む宵が静かに過ぎる

鳥もいるよ

161024a.jpg161024b.jpg
161024.jpg
長崎の旅6、番外編。長崎の町には猫がたくさん。下の写真は唐人屋敷下の十人町の料理屋の路地突き当りでガラス戸が開くのを待っていた猫。いい街には猫がいっぱい。海も山も近いせいか町中にいろいろな鳥もいます。

幸せな時間

161023.jpg
161023a.jpg161023b.jpg
長崎の旅5。ハイライトはヴィッラでの宴。長崎に設計した高校同期の終の棲家にはゲストハウスもあってそこに泊めていいただけるという幸せ。西新宿に設計した「二軒家アパートメンツ」は珍しくご近所付き合いのある処でその仲間が一緒に長崎を訪ねてくれて「ヴィッラ」で楽しくおいしい宴という幸せ。長崎のなかで「ヴィッラ」が一番、と言ってもらった幸せ。近海の魚の上をワインが飛び交い、高校の時の想い出の写真も続々出てきて、過去の彼方に洗い流してしまっていた「がり勉木下」までもが露になってしまいました(笑)。右下の写真は受験算数はできても数学が何一つ見えていなかったことを教えてくれた恩師岡田先生の名著。私の建築の始まりはこのあたりにあるのかも。

「武蔵」

161022.jpg
161022a.jpg161022b.jpg
長崎の旅4、旨いもの。幾度も通い勝手知る街には旨いものごろごろ。なんと言っても近海の魚が一番かな。今回の「武蔵」はフエダイ、ヒラス、アラカブなど。「岩永梅寿軒」では小菊と朱欒漬。「寿々屋」からはお稲荷さん。「武蔵」は予約の2組がどちらも木下姓という偶然がきっかけでカウンターの3組が盛り上がりました。なんと3組とも目黒区民。おいしいだけではなくにぎやかに楽しい宴になりました。「むら仲」は内緒。

コッコデショ

161021.jpg
161021a.jpg161021b.jpg
長崎の旅3、くんち続き。どれも見ごたえのある踊の中でも技の豪快さではコッコデショが一番。子供とは言え4人も人を乗せた神輿が美しく宙に舞い上がります。桟敷もさることながらこれらの踊が町中を練り歩くのも見もの。各日の締めは家々店々の前で次々に唄い踊る庭先回り。沖縄の伊是名島の家巡りと同じ形式ですがここでは振る舞い酒はありません。一行を先導する帽子に黒服のリーダーが一服している時に少し立ち話をして、くんちにかける熱い思いに触れることができました。お金もかかるようですね。打ち上げは「鍋洗い」と称して、鍋の底まで空っぽにしてしまうのだそうです。楽しそう。

蛇踊り

161020.jpg
161020a.jpg161020b.jpg
長崎くんち。今年の踊町は6。7年毎に番が回ってくるのだそうです。この踊番にかける意気込みはたいへんなもののようです。中でも3匹の蛇踊りが一番見応えがありました。踊は笠鉾、山車、行列で構成されていて、山車にあたる蛇だけではなく鳴り物などの行列の人々の服装も見事な色合いで目を楽しませてくれます。笠鉾は大きな飾りのついた鉾を一人で操って回るのが大技のよう。踊は老若男女の混成で世代を超えて7ねん毎に更新されていくのでしょう。400年の歴史の中で積み重ねられた叡智です。

長崎くんち

161019.jpg
161019a.jpg161019b.jpg
2010年から毎年長崎に通っていながらどうしても体験できなかった長崎最大のお祭り「くんち」に参加することができました。10月7,8,9日の3日間のお祭りは踊場での踊、町中での踊、庭先回りで構成されています。骨折った甲斐あって諏訪神社踊観覧のさじき席を入手することができました。諏訪神社境内に設えられたさじきは山並みと街を背景にしたアンフィシアター。神様に奉納する場ですから緊張感があり街中で見るのとは違った臨場感がありました。祭りへの愛情あふれる年季の入った抑えたMCも見事で「よいやー、よいやー」「もってこい、もってこーい」と盛り上がりました。撒きものが運よく飛んできて蛇踊り手拭をゲット。板敷のさじきは床に傾斜があって普段座り慣れないからだが悲鳴を上げていました。

われもこう

161018.jpg
少し前に席譲られデビューの話を書いた。まだ65なのにと思っていたら今度は逆の体験をした。渋谷から都立大学までの5駅は空いていたら座る感じで、お気に入りのCM界隈に立っているのが好き。或る夜もドア際に席を背にして立っていたら、1駅目で背後の席が空いた。スルッと座ろうとしたら、反対側のドア際から矢のように飛んで来た若い女性と鉢合わせ。凄く怖い顔で睨むものだから、さっさと席を譲りました。近くにいたし、どうみても倍近い年配だし 、睨まなくてもいいのにな。見かけによらない歳なのかなあ。若くみえたのかなあ。辛い一日だったのかなあ。遠くまでいくのかなあ。と思っているうちに忘れました。いろんな人がいますね。写真はドライフラワーになりつつある吾亦紅。

薄いこだわり

161017.jpg
家から50mの泉幸甫さんの現場をかすめてozにパンを買いに行ったら、希有なことに客がいない。手が空いているお姉さんに食パンの超薄切りをおねだりしたら、本気でやってくれた。端のちょっと厚いのを含めての13枚切りだから本当に薄い。コンガリ焼いてツマミをのせると絶品。

おひとりさま

161016.jpg
毎年恒例の禁酒週間が無事終了。ある種のゲームだと思って乗り切るのだけれど、夕食を何にするかが難しい。からだが不調なわけではないのでインセンティブを用意しないとつまらないストレスになるからせめて夕食はおいしいものと考えるのだけれど、おいしいけれどもお酒には合わないというようなものはそうあるものではない。カレーがそれなのだが刺激物は医者に止められているからダメ。と思い悩んでいるうちに思い付いたのが鮨。鮨を夕食にするような贅沢はめったにしないし、行けば必ずつまみから始めてしっかり飲んで締めに握りを少しだけれども、最初から握りなら飲まなくてもかなり幸せに違いない。そうだ、都立大学の駅から家に向かって坂を上り切る手前に瀟洒な鮨屋がある。少し弾んだ気持ちでドアを開けると立派な白木のカウンターには空きが。やった、と思った瞬間「今日はいっぱいで」との悲しい応対。ここで引き下がればよかったのだけれど、「酒抜きで鮨」への思い入れが強すぎて思わず「明日は?」と粘ったのが失敗だった。「おひとりさまはお断りしているんです」との思いもよらぬ一撃。これはショックだったなあ、鮨屋だろ?。ジーンズとは言え洗濯したてだし上はちょっとおしゃれな長袖のシャツで、自分で言うのもなんだが、怪しい身なりではない。はやっていそうなきちんとした店で対応にでたのもアルバイトとかではなく若いけれどおそらく女将さん。どういうことだろう。とぼとぼと夜道を歩きながら暫し自問自答。この不快感をおさめる手立てが家を少し歩き過ぎたところの「桃太郎寿し」しかなかったところがまた悲しかったなあ。真相はよくわからないけれども「今度お二人様で行きましょ」となぐさめられたけれども、もうこの店には絶対に行かない。写真は心寂しい秋の風。

ディランさん、ありがとう

161015.jpg
ディランさんがノーベル文学賞を受賞したおかげで、たくさんの人から連絡をいただいた。私のディラン好きが周知されているからだ。経を読む気配など微塵もない我が娘までもが「すごい」とLINEをくれるのだから、すごい。「嫌い」はともかく「好き」はみんなに言ったほうがいいということだ。固い選考委員会にしてはよくやったのではないかと私は思う。ノーベル賞自体は胡散臭くて好きにはなれないが、ディランさん、ありがとう。ま、昔とは違って、受け取るんだろうな(笑)。とるものもとりあえず、おめでとうのバラはハナミドリの「ふわり」。文学的な名前だ。

occupied

161014.jpg
久しぶりの「キッチン5」からぶらぶらメトロ乃木坂に向かう街並みは40年近く前に「ワークショップ」があった頃とは様変わり。だけれども少し行くと当時とまったく変わらずフェンスで重々しくガードされた異質の領域が右手に。横田で異国の航空機から降り立った異人がヘリでこの占領地に飛び、通関抜きで首都の雑踏に車で消えて行きます。自ら国境のセキュリティを管理できない国の現実。基地と原発を引き受ける代償としての経済成長を最も享受している首都の周りに少ない「不都合なモノ」の一つ。

キッチン5

161013.jpg
32歳になる「キッチン5」。ディナーは横丁に面した窓を開け放ったテーブルで始まって絶品のリモンチェッロで締まり。シェフのセカンドライフは陶芸家だそうです。あと5年は続きそうな話だったなあ。

「経堂の集合住宅」openhouse

161012.jpg
小田急線の経堂駅近くに地上5階の集合住宅が完成しました。住戸は11タイプ17戸で1階は店舗です。商店街に面したファサードを形成するRCのフレームが特徴的です。バルコニーはこのRCフレームの内側に設けれれています。クライアントのご厚意で10月15日土曜日13時から18時にopenhouseをします。参加希望の方はws@workshop-kino.comにメールしてください。ご案内をお送りします。入居希望の方はこちらのサイトをご覧ください。

表出

161011.jpg
原美術館の近くの住宅街の一コマ。豪邸が居並ぶ中こういうの好きだなあ。

ANTIBODIES Collective

161010.jpg
庭園美術館で出会った粋なカップル。偶然出会ったANTIBODIES Collectiveパフォーマンスの一部でした。おもしろかった。

Christian Boltanski

161009.jpg
庭園美術館はクリスチャン・ボルタンスキー。新館の映像+インスタレーションが面白かった。今日は長崎くんち諏訪神社のさじき。8時過ぎから祭りの渦中で、アップが遅くなりました。現在快晴。

速さ比べ

161008.jpg
8日間の禁酒のブレークに選んだのは原美術館のテラス。ミュージアムショップでかわいい動物たちに出会って思わずゲット。「比べる」をテーマにしたオリジナルのマトリョーシカ。ハヤブサ、チーター、シマウマのかたち、顔がかわいい。

dos gatos

161007.jpg
[dos gatos]30周年おめでとう。パーティ、楽しかった。このこたちがお店の看板猫です。

吾亦紅

161006.jpg
残暑がないまま粛々と秋が深まった宵に吾亦紅。ハナミドリのラフな包み紙が似合います。西新宿から柿の木坂まで持ち帰るのにもすっかり慣れました。ワレモコウSanguisorba officinalisバラ科・ワレモコウ属garden burnet。

街は劇場

161005.jpg
日曜日に事務所に出かける途中で出会った不思議な外国人たち。アクロバット青年の爆天を撮影する3人が撮影。動画でないと面白さが伝わりにくいかな。3回目で成功してまわりから拍手も上がりました。いい街の始まり、かな。

Lutra lutra

161004.jpg
zoorasia 5。かわいいのはカワウソ獺ネコ目イタチ科Lutra lutraが一番かな。NHKの「水族館ガール」でもちらっと出てくるカワウソがよかった。できの悪いストーリーだったけれど楽しんでしまったのは主演女優のせいかな。

雨があがって

161003.jpg
南千束の現場へ雨が上がった呑川緑道を一歩き。現場事務所経由でコースが少し変わったあたりにも鵯。偶然ですが電線から飛び去る瞬間が写りました。

birds that bathe

161002.jpg
zoorasia 4。動物園には鳥もいるよ。色とりどりのアフリカの鳥の小屋でのショット。茶色の円盤の中にあるのは水かな?。網や檻があると写真は撮りにくいけれどガラスだとばっちり。facebookにも鳥の写真を数枚アップしています。

雨の噴水

161001.jpg
井の頭公園も雨のおかげで池の噴水がしっとり風景に馴染んでいました。ここもよく来たけれど、犬もいない独りはこんな空模様かな。

Profile

image
kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

New Entries

Comment

Categories

Archives(4184)

Link

Search

Library