斉藤輝彦さんと吉岡裕子さんがドッグハウスで演奏してくださいました。コントラバスとピアノ。タランテラ(ボッテジーニ)愛の悲しみ(クライスラー)ラ・カンパネラ(リスト=モルターリ)などなど。ドッグハウスは心地よい音楽で満たされました。4月19日に
café collageで開かれるライブのリハーサル。残念ながらそちらはsold outだそうです。
デュオのほかに吉岡さんのピアノ・ソロでシサスクの「水瓶座」も。シサスクはエストニアの作曲家。88ある星座すべてに因んだピアノ作品を作曲中だそうです。7月2日には吉岡さんの
シサスク・プロジェクトが開かれます。
音楽の後にワインを飲みながらお二人の話をゆっくり聞くことも出来ました。楽しい夕べでした。


去年みごとに一つも実が成らなかった檸檬。今年も葉がどんどん落ちてしまって心配していましたが、やっと若葉の新芽が出始めました。柑橘類は花が咲く前に葉を落とすのだそう。たくさん花が咲いて実がなりますように。

「お昼寝気持ちいいなあ。ここはおとうさんの部屋のわたしのソファ。Vico Magistrettiというミラノの人がデザインしたものだそうです。濃紺の縁取りのついた芥子色の動物の皮はわたしにもぴったりでした。その皮が取りはずし式になっていたのがいけなかったのだと思いますが、若かったわたしがズタズタにしてしまって、現在は毛布と厚手の布をカバリングにしています。夜はカバリングの下に潜り込むのが好きです。」

最後にインドの旅のハイライトを見ていただきましょう。アーバーネリーの階段池です。現地の案内にはChand Baoli(月の階段井戸)と表記されていました(ネット情報の中にはChand王が建設したとしているものもあります)。当初は旅程に含まれていませんでしたが、神谷武夫さんの「インド建築案内」を機中で読んでいて強く惹かれ、ガイドをなんとか口説いてジャイプールからアーグラの途中で寄り道しました。
地面を掘り下げて地下深い水に辿り着くための建築という点ではほかの階段井戸と同じです。「実」はなく「虚」だけが形として現れる「ヴォイドの建築」。ここで「ヴォイド」が圧倒的な迫力を持つのはその巨大さと純粋さの所以です。水位の変化に対応するために階段が連続しているという合理性だけではこの空間は説明できません。

撮影者が立っているところが地表面。20m下の水面まで13層の踊り場を経て下りていきます。右下に小さく水面が見えています。

建築の平面はおよそ35mの正方形。ピララミッドを反転させたように四方から下がっていきます。

ブログ開始初日にアップしたこの写真のほんとうの魅力をやっとお伝えできたのではと思います。

一面だけには部屋を有する建造物が造られていて、ただの水汲み場ではなかったことがうかがい知れます。

部屋からの眺め。独特のフレームで切り取られて絵になります。1000年前の酷暑の中でもここだけは涼気に満ちていたに違いありません。ここから近くの寺院につながるトンネルがあるとの説明でした。

たまたま座っていた2人。みごとなシンメトリーになったのは建築の力故でしょうか。
熱海。市街から急峻な山を一気に登りきったところにある住宅の現場の桜が満開でした。そういえば地名は桜木町。海も山もいつもより美しく見えます。


メインのフロアの床のコンクリートを打つ直前。崖から突き出した舞台のようです。この上に大きな窓をもつ部屋ができあがります。狙いどおりの景観です。花火だけではなく花見も楽しめることにはクライアントも気がついていませんでした。楽しみですね。
「昨日はたいへんでした。大雨のせいで引き戸をぴっちり閉められてしまって、朝からおとうさんの部屋に閉じ込められてしまったのです。年をとったせいか以前のように自力で引き戸を開けることもできず、鳴き声も届かず、やむを得ずおとうさんの枕におしっこをしてしまいました。本の出版の打ち合わせとかで、おとうさんの帰りが遅かったのもいけなかったと思います。ごめんなさい。」

朝から激しい雨風。「花散らし」どころか「枝折り」だとラジオで言っています。犬の散歩はおおごとです。一緒に起きたフクだけは降りしきる雨の隙間をついて用足しに行ってきました。やれやれ。ドッグハウスの植木鉢も窓際に避難しています。
