トビ

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但馬・丹後の旅。都会以外では身近な猛禽類で朝ドラの田舎のシーンでは必ずと言っていいほど「ピィーヒョロロロ」という鳴き声が流れている。見かけとは違うのどかな囀りだ。伊根でも撮ったけれど丹波美山の電柱上で羽を休めているこの写真をアップ。トビ鳶Milvus migransタカ目タカ科。

ユリカモメ

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但馬・丹後の旅。丹後半島の伊根の舟宿を海から巡る遊覧船に乗った。カッパえびせん目当てに多数のユリカモメが群がる。たいへん人慣れしていて指先に挟まれたエサを器用に嘴で啄む。群れの中にはトビも2羽混じっていてこちらは脚で餌を掴んでいた。野生の生き物にこちらの都合で餌をやるのはいけないことだと分かっていながら写真をアップ。ユリカモメ百合鴎Larus ridibundusチドリ目カモメ科。

コウノトリ

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但馬・丹後の旅。出石(いずし)は現在は豊岡市に併合されている。このあたりはコウノトリで有名なので出会うこともあるのかと期待していたのだが、戻ってから調べてみたら「コウノトリの郷公園」で飼育されてはいるがその他の場所で夏に野生のコウノトリを目撃できる可能性はほとんどないようだ。出会えなかった代わりに、町興しに一役買っているコウノトリのレプリカの写真をアップします。まったくの余談だがテレビの「コウノドリ」の松岡茉優は好演だった。コウノトリ鸛Ciconia boycianaコウノトリ目コウノトリ科。ちなみに鶴はツル目、鷺はペリカン目。
 

出石へ

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日大生産工学部居住空間コース4年生とゼミ旅行。宮脇檀さんの仕事の跡を巡る但馬・丹後の旅。先ずは出石の造り酒屋で撮った花と蝶の写真。土壁の色が宮脇さんがこだわり続けた土地の色。

修復

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Sicilia series。いい建築を体験した。16世紀に最初の建築が造られその後荒廃していた建築群を修復した「州立考古学博物館」。大小2つの中庭と屋内化された中庭が効いている。大きな中庭ではクロウタドリが美しく唄っていた。もう一つは12世紀ノルマン期の邸宅を修復した「ジーザ宮」。こちらは最上階の中庭が室内化されてしまっていたのを復元すればもっと魅力的だろうと思うのだがそうはしないのが「レスタウロ」なのだろう。逃した建築もある。去年どう算段しても行けなかった「州立美術館」。またしても曜日のめぐり合わせが悪かった。スカルパが改修設計をした建築の外観だけ眺めても仕方ない。アリタリアの機内誌にたまたま(テルマエ・ロマエの)ヤマザキマリが「パレルモ」回顧録を載せていて同美術館のメッシーナの「受胎告知の聖母」のことが熱く語られている。シチリア都市史としても大変巧く綴られた文章の中からパレルモを語る一文を引用させてもらおう:『世界がいくら広しといえども、この街くらい歴史と経験が紡いだ質感のある織物を格好良く纏った場所は、ほかに思い浮かばない』

Palermo

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Sicilia series。シチリア最大の都市パレルモは街が楽しい。犬もたくさんいるし暮らしが街にあふれだしてきている。路上のテーブルでいっぱしにカードゲームごっこをする子供たちの姿はさすがシチリアだ。ディーラーはなり切っているし女の子はもう女の格好をしている。ところで、名物のようになっていたマフィアはもう昔話になっているそうだ。

Solunto

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Sicilia series。ジュゼッペ・トルナトーレ監督の「バーリア」の舞台になっているシチリア郊外の町Bagheria(シチリア語ではBaarìa)の近くにあるソルントは古代カルタゴ人の遺跡。管理人が遅刻して半時間ほど待ちぼうけを食ったおかげで列車や山鳩の写真が撮れた。750mmレンズ相当のコンデジのおかげでもある。山の上の遺跡の原の草花の向こうに拡がる海山の眺めがシチリアらしいと思った。

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木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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