今年の最後の日。だんだんと暗鬱さが深まっていく日々ですが、こと仕事に関しては堅調です。文句は棚に上げてこの一年に感謝。[doglog]の平均の一日クリック数はここのところ3000を超えています。みなさん、ありがとうございます。2016年も引き続き、よろしくお願いいたします。
猫の好きな研究室でお借りした猫セットが何故か我が家で年越し。かわいい。
つまらないルールのためにめったに味わえなくなっていた山珍居の魯肉麺を久しぶりにいただきました。いけますが、規制の対象であるラーメンの範疇にあることは間違いありません。
雨上がりの中央フリーウェイ。山に近づいてくると霧が立ち込めてきて幻想的な一瞬。
ドイツ、オランダなどでクリスマス前に食卓に上るというシュトーレン。これは柿の木坂のoz製。紅茶でもよしウィスキーでもよしなかなかおいしいものですね。
くっきりと晴れているのに、葉を落とした木の影がどこか儚い冬の午後。
アマリリスの茎は空洞になっていて陽にかざすと透けて見えそう。ガラスや屋根の土間に陽が差し込んで、逆光でならではの写真が撮れました。
昨晩はルーテル市ヶ谷で室内楽。松脂という意味の「コロファーヌ」室内合奏団と斎藤輝彦さんのコントラバスの共演。ヘンデル、トレッリ、エルガー、スークそしてボッテジーニ。しかもお気に入りの協奏曲2番。アンダンテがよかった。幸せな夜になりました。艶やかなアマリリスの感じかな。
日大生産工学部の正門でふと目に留まった鮮やかな黄色い実。10年以上教えに通っているのに今まで気づかったのが不思議。青空のおかげかなあ。樹名を調べあぐねていると偶然ハナミドリのfacebookで出くわしました。栴檀センダン。Melia azedarachセンダン科センダン属。英名chinaberry。楝オウチという呼び名もあるそう。どっちも見慣れぬ漢字です。ちなみに版画で使う馬楝(バレン)の漢字と同じです。
新宿中央公園の蒼い帯。こうしてみると水が止まった噴水はステージのようにも見えます。左右の植え込み部分も青くなっています。
kitteの吹き抜けのクリスマスツリー。モノトーンにぐっと来てしまいました。降り注ぐキラキラもいい。
東京中央郵便局の生まれ変わり。33年前の合州国建築旅行でたくさんお目にかかった定型から一歩も進んでいませんが、壊してしまうよりはよっぽどいいと思います。ネーミングはいいなあ。切手好きだし。
雨上がりの新宿43階。激しい風雨の後俄かに晴れ渡り気温が急上昇したあの日。現場は大迷惑だろうけれどなんかわくわくしてしまいます。
もう1か月を過ぎたのにまだ元気なばかりか若葉が出てきたヒペリカム。大当たりですね。艶やかなアマリリスと名コンビで楽しませてくれています。
有料の中央フリーウェイを大月で分岐すると正面に富士山。もうしっかり冠雪した峰がさまざなな絵を展開してくれます。美しい。
斎藤輝彦さんの伴奏をされたご縁でリサイタルには足を運ばせていただいているピアニストの瀬川裕美子さんのCDが届きました。バッハのゴルトベルク変奏曲。Dylan一途でクラシカルはサティ、バルトーク、ペルト、スメラ、ボッテジーニといった周縁部をわずかに聴いている程の私にとってはバッハはかなり重い、のだけれどなぜかこのCDは軽やかに聴けました。最後の即興の自作曲もいい。
久しぶりに訪れた飯倉のaxisの空。青空に秋いやもう冬の雲が速やかに流れて、街に埋め込まれた中庭の心地よさを引き立てていました。
ボストンの醸造家Paul Sylvaさんのご縁で1995年8月に出会った陶芸家の高鶴元さん。ボストン郊外のTopsfieldが本拠地で福岡にも登り窯があります。東京のデパートでの個展には毎年顔だけは出していたのですが、今年は手頃な価格の作品のなかにかなり惹かれるぐい呑みがあって、思い切ってゲット。ニューイングランドならではの独特な赤です。裏を見ると野球のボールの跡があるユーモラスな作品です。ボストン・レッドソックスの誰だかが打った球だそう。桐箱に仕舞っておいてはつまらないのでお酒をそそいでみると20年の想い出も交錯して何とも言えない風合いでした。
Amazonから届いたおすすめメールにびっくり。私の趣向をあまりにも正確に捉えているのです。こわいなあ。以下に列挙:「日本精神史(上)」長谷川 宏、「Mary Travers: A Woman's Words 」Mary Travers、「現代建築に関する16章」五十嵐太郎、「わたしのとっておきワインのつまみ」サルボ恭子、「日本デザイン論」伊藤ていじ、「南方熊楠―森羅万象に挑んだ巨人」中瀬喜陽、「地球の歩き方 キューバ&カリブの島々2015 」地球の歩き方編集室編 。 写真は通勤途上の晩秋。
すらっと伸びた葱のような太くて柔らかい茎の先のまだ開く前のアマリリス。ハナミドリからちょっと苦労して持ち帰りました。ヒガンバナ科ヒッペアストルム属Amaryllidaceae Hippeastrum。分類学上はラン科アヤメ科などと共にアスパラガス目。分類学の世界も面白そうだなあ。写真はスマホの勝ち。ズームできることを知らずに使っていたのだから笑ってしまいます。
オールアバウトに高円寺の住宅[enne]がアップされています。生活がスタートしてからの写真も使われています。写真はまだまだ元気なヒペリカム。
富士山に纏わりつく雲、霞、雪煙。刻々と変化する様は見ていて飽きません。
旧くからの仕事仲間との師走の吉祥寺鼎飲。今年はかなり趣向を変えて「破」にLPの聴けるダイニングバー
[quattro labo]を選びました。スピーカーの前のカウンター席を予約。店のターゲットになっている若者たちは旧いLPに興味がないのかほとんどリクエストをしないのでターンテーブルをほぼ独占できるのです。ところが平日は勝手が違っていました。Rubber Soulの次にByrdsをリクエストしたあたりでDJが登場。LP単位ではなく一曲一曲目の前の私たちに合わせて実に気の利いた選曲を展開してくれたのです。New MorningからThe Man In Me、The BandはMoondog Matineeからなど渋い。Area Code 615、Tony Kosinecまで登場して時間はアッという間に過ぎて行きました。自分で回せたら最高だろうなあ。で「急」はお決まりのSometime。音楽に浸り込んだ流れなのでたいして期待していなかったのにこの日に限って音楽が異色。オーソドックスなジャズではなく西洋周縁音楽の坩堝といった感じのクインテット
Tokyo Groove Allianceだったのです。解説によれば守備範囲はjazz, funk, Arabic, aboriginal, European renaissance and rockだそう。アラブの香りを漂わせる複合音は刺激的でした。メンバーの中の唯一の日本人太田惠資はどこかで見たことがあるなあ。
コンデジ30倍望遠ファインダー付きだから撮れる鳥。かわいい。
TNAの建築学会賞のお祝いはライトの設計した「明日館」。いい選択ですね。和やかな楽しい会になりました。
八雲に「いなり和也」があるのを教えてくれたのもハナミドリさん。自由が丘から歩いて行く途中には2008年に竣工した[baoli]。中庭の入り口を緑が囲んでいい雰囲気です。肝心のいなりを写真に記録するのを忘れました。
父の14周忌にハナミドリさんが探して届けてくれた花がぴったり決まりました。感謝。