日大生産工学部建築環境デザインコースの学生有志が課題の舞台となった谷根千で成果を発表しています。街から学んだ結果を街に出て問う。学生たちの行動力に拍手。会場に選んだ
HAGISO はシェアハウスが元になった「最少複合文化施設」とのこと。いろいろと発見がありそうですよ。近くの
よし房 凛は一昔前の谷中の面影を残した味わい深い蕎麦屋さんです。
HAGISO
台東区谷中3-10-25
4月29日〜5月6日 12:00〜18:00
4月29日。[doghouse]9歳の誕生日。白いモッコウバラが要に。
新宿駅から事務所までの朝のまっしぐらの道のりにも道草がいろいろ。不安気な囀りの音源を辿ってみると欅の枝元に佇む小雀一羽。雛を卒業して間が然程ないのでしょうね。
30年ほど前のトルコの旅で見つけてきた織物の上で陽をあびるマル。絨毯でもキルムでもなく、袋状になっていて、さらに昔、日用品として使われていたものとのことでした。ブログには
猫もいるよ。
夕暮れの津田沼駅空に見つけたちょっと不思議な飛行機雲。
ちょっと儚げな控えめのツツジの名前はわかりません。ツツジ属、学名Rhododendron英名azalea。
ついでに日本のハナミズキ。ヤマボウシBenthamidia japonicaミズキ科ミズキ属。英名kousa dogwood。
ハナミズキCornus floridaミズキ科ミズキ属。白が好きだったけどこういう天気のいい日は赤もいいな。由来は知りませんがdogwoodという英名も好き。
新緑に桃色がお似合い。とあるところの名札にあった「ハナモモ」をネットで調べて菊桃に行き当たりました。キクモモAmygdalus persicaバラ科サクラ属。
Bob Dylan 4年ぶりの来日公演。東京、札幌、名古屋、福岡が終わりあと大阪3回を残すのみとなりました。2012年まではセットリストが変動制だったのですが、どういうわけか2013年は固定セットリストになっていました。気まぐれなボブのことですし東京だけで9回もやるのですからまた変動制に戻ることも考えられたのですが蓋を開けてみればほとんど完全に近い固定制。例えば2010年の東京7回で58曲の異なった曲が聴けたのに対し今年の最初の7回ではわずかに21曲。前回来日時のような多様な曲を体験する楽しみはなくなってしまいました。日本公演17回全部参加という何人かの知り合いをわずかにうらやましく思いつつ自らを納得させています。去年後半の欧州ツアーの中ではローマの2日間だけアンコール以外の全曲がツアー初演という椿事もあり、「ローマの奇跡」の再現を祈っているファンもいます。今のところ14回でわずか22曲。サプライズがあるとしても最終日のアンコールくらいかな。
演奏は4年間で飛躍的な変貌を遂げています。リズムセクションはひときわタイトに固まり、余分な装飾音は削り落とされ、ボブ自身のギターは皆無となり、歌唱そのものに焦点が合わせられています。開演前のBGMがまったくない(前回はアーサー・アレクサンダーやケルアックのOn the Roadの朗読が流されていた)、MCなしでいきなり演奏が始まる、ディランにスポットライトがあたらない、バンド紹介がない、終演後の挨拶をしないという削ぎ落としの演出が、枯淡と言っていいほどシンプルでありかつ重く力強い音楽をさらに強固なものにしています。固定の19曲のうち2012年の最新盤からの6曲を含め13曲が2000年以降の作品で、誰でも知っているような有名曲はアンコールの2曲のみで、しかも聞き間違ええるほどに大胆にアレンジされているという選曲は、過去ではなく現在の自分で勝負するという堅固な意志の表れです。70を過ぎて「神様」「御大」の遺産を捨て去り、新たな表現行為に挑戦する姿勢には敬服するしかありません。見事に刺激的なライブでした。40年以上前にたまたま惚れ込んだ歌手がいまだに現役でいることに感謝。
ライブでの演奏が質の高い緊張感を保持するためには熱い聴衆の存在が不可欠です。今回のライブがスタンディングで2000人前後のキャパであり、聴衆の反応が伝わりやすいことがディラン・バンドのノリに大きく影響したのは確かだと思います。私は運よく4回とも前から2〜3列目で臨場感の波に乗せていただきました。毎年90回前後のライブを繰り返している中でこのようなハコは日本だけ。私たちはラッキーだと言えるはずです。演奏前の60分とインターミッションの15分の立ち待ちは周りの人たちと話していればたちまち過ぎてしまいます。スウェーデンから来た男性は初ディランが16歳の時のワイト島とのこと。「60歳でしょ?」と間髪を入れずに尋ねると「あたり!」。この日は左隣が知り合いの
東京ボブさん。前にはディランを追って欧州まで行ったというほどのファンの割には可愛すぎる女の子。右隣りがやっとお会いできた
ボブ・ディランの追っかけ方ブログの管理人さん。大いに盛り上がりました。この日はなんとライブ初演の曲が登場、周りの筋金入りのツウたちやあの
ヘッケルさんでさえ曲名が判らなかったほど珍しい曲なのですが、なんと私はHuck's Tuneだとわかってしまい鼻高々(笑)。別の日には演奏途中でサウンド・トラブルが発生したおかげでディランのピアノ・セッションを体験。20分ほどの中断の間を持たせるのに御大自ら寸劇まで披露してくれました。沽券にもかかわりかねない緊急事態を飄々と流し切る懐の深さは彼の人柄によるものなのでしょう。実はいいヒトなのです。
会場は都市のコンテクストから逸れてしまった味気ないお台場にあってZepp DiverCityという寒い名前がつけられています。写真は会場前に鎮座するマルク・クチュリエの作品「自由の炎」La Flamme de la Liberté。欧州の都市はこういうモノを核としてできあがってきたのかもしれませんが、お台場では巨大ガンダムをはじめとする客寄せオブジェの一つでしかありえないでしょう。夕陽が似合っていました。これがディランに会える最後かもしれないという寂寥感にこの写真を寄り添わせることにしましょう。
街歩きでコンデジに収まるのは美しい映像ばかりではありません。雪の光が丘公園の男性の手にはよく見ると釣竿。妙にかわいい釣り禁標識が効いているのは井の頭池。どっちもたいした意味はなく楽しい、のは私だけ?
ふるさと持たないあの人の終着駅は清水。日曜日のせいか三島と比較してちょっと寂しい感じ。港の向こうにある東海大学海洋学部で珍しい深海鮫
メガマウスの公開解剖が行われるというニュースがネットを賑わせていました。
岸和郎さんのリゾートマンションのリフォームを見学に熱海へ。夜の花火を挟んで、タウトの旧日向別邸見学。説明なしでわかる建築と、数多の言葉を並べられてなおよくわからない建築。いずれも貴重な体験ではありました。別邸に降りていく階段から蜜柑越しに望む初島に熱海の良さ。
2ヶ月おやすみした「今月のラーメン」は辻堂の「しろくま食堂」の「牛乳ラーメン」。名称から来る違和感とは裏腹に意外にすんなり舌に馴染む豚骨ベースでした。
街歩きで出会ったお稲荷さん。こういうものが建売住宅が立ち並ぶ中にでもふと潜んでいる私たちの街はまだまだ捨てたものではないですね。
光が丘で打ち上げのお店を探していて昼に立ち寄った小料理屋「小鶴茶屋」。何とも言えない懐かしい空間はいいのですが、質より量という感じなのと、お酒もビールも持ち込みのみということで、夜は止めにしました。地元へのこだわりを捨てざるを得ない状況で向かったチェーン店群はほとんどいっぱい。新興都市の食文化の一端を味わうことになりました。
水面に散った桜が数多集まって織りなすうたかたの抒情。
日曜日の井の頭池。花冷えと冷たい俄雨のおかげで宴の方はほどほどの賑わい。桜ばかりではなく淡い桜色の水面も絵になっています。
コーイケルホンディエ。そうたくさんはいませんから、私は散歩で出会ったことはありませんが、先日うちのマルとシンシアが出会った時のようすがブログ
シンシアの絶叫館に載りました。写真はマルのおとうさんのアガー。確かにマルは小型です。
かいぼりが終わった井の頭池。ほとんどモノトーンに近い風景に仄かな桜色。
アウトドアが気持ち良い季節になってきたのでランチは
margoのテイクアウト・サラダ。春メニューの「さくらサラダ」を選びました。桜えび、アスパラガス、菜の花、カブ、新タマネギなどいっぱいの春を、桜の花の塩漬けと昆布だしの「さくらドレッシング」であえてあります。自分で選ぶトッピングはいつもどおりnutsとクコなどのseeds。文句なしですが、盛り付け直さないと絵にはなりませんね。
菜の花と桜、お似合いです。これは毎朝通る新宿中央公園。いろいろ定期歩行経路を試してみましたが、一番季節感に溢れていて楽しいのがこの路のようです。
黄昏時の光が丘公園の白い花。入院中のDSC-HX30Vの代わりのLumixでもまだ写る暗さでした。こちらも画像はしっかりしているし故障はゼロ。望遠機能が弱い機種なのが玉に瑕。