ブルーベリーの最後の一葉の赤。一葉になってからかなり永い時が経っています。誘われるように散り揃うのに遅れると、きっかけを見失うものなのでしょう。O・ヘンリー、懐かしいなあ。
小学生の頃関西から引っ越してきた市川の家の庭に突然現れた鳩は前の住人の伝書鳩で、それがきっかけとなって暫くのあいだ何羽かの鳩を飼っていました。ブームだったのですね。バスで30分ほど離れた隣町まで行ってそこから飛ばしたりして訓練し、何回かは競技会にも出したように微かに記憶しています。あの頃は鳩が群れて空を舞う姿をよく目にしたのですが、これは久しぶり。かなりの望遠ですがなんとか飛翔中の瞬間を捉えました。実際に目にした群れの舞いとはかなり違う印象です。
「今月のラーメン」は先月に続いて西荻窪の「はつね」。今度はラーメンをトライ。年に12食ではそう度々は来られないので「焼豚ワンタンメン」にしました。澄んだスープがおいしい伝統的しょうゆラーメンです。ワンタン(+\100)はオーダーが入ってから包んでくれます。大満足でスープも平らげました。焼豚(+\300)は普通だから「ワンタンメン」が正解かも。
神田に発見した不思議なお店。三十数年前に手作りで生まれた空間だそうです。餃子あり〆鯖ありのよろず居酒屋のとどめは名物のカレー。ガイジンの客も多く、世界中の少額紙幣がピンナップされています。葡萄舎ラベルの赤は勝沼のまるき葡萄酒のマスカットベリーA。
デイベッド下での就寝を脅かしたり、食卓からの降下直後を襲ったりといった犬族の暴挙に対抗して犬の根城を猫が占領しました。これを紛争の火種にしないところがイヌとヒトの違い。
[doghouse]の中庭にすっぽり収まっているのはシマトネリコ。モクセイ科トネリコ属。鉢植えを買ってきて植え替えたのがここまで成長しました。剪定の要領を得なかったため株立ちというわけにはいきませんでした。これ以上大きくならないように頑張ります。
新芽青々もよし、黄金色もよしそしてまた枯淡連枝もよし。これが幾度も繰り返されるのがヒトとは違うところ。
改札口近くやレジに置いてある印刷物を手にするのが好きです。たいがいは直ぐにゴミ箱行きなのですがしっかり楽しませてくれる逸物も少なくありません。能登カルチャークラブ発行の「Fのさかな」は魚を主役にした地域PR誌で28号は鯒の特集。Wiki的解説から始まって古今の雑学、レシピまで楽しませてくれます。英名はflat headまたはsand scraper。「鮎鯛のことは鯒知らぬ」という言葉遊びも教わりました。昔の人は粋だなあ。富山県の「ねまるちゃ」中央線の「ののわ」もいいですね。
実家
[bigdog house]に顔を出す機会が増えています。竣工35年になる空間には数えきれない想い出と共にいろいろなモノが大切に残されています。ガラス屋根の土間空間にあるタイル貼りのダイニングカウンターには今はKosenのカワウソlutrinae lutra。シクラメンもアジャンタム改めアジアンタムもあの頃人気がありました。当時は物珍しかったSonyのIH調理器もまだ健在です。
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渋谷区富ヶ谷にRC4層12戸の集合住宅ができあがりました。2012年竣工の富ヶ谷集合住宅#1(Modelia Brut代々木上原)が前面道路を挟んで斜め前にあります。#1の誕生がきっかけとなって#2ができあがり相乗効果で界隈の環境向上の役に立つことになればうれしいのですが。#1は近隣商業地域 #2は一種低層地域に位置しているため集合の形式は異なっています。 10タイプのバラエティに富んだ住戸に共通するのは[土間]。バイクでも置けそうなものから、靴脱ぎ程度のものまで、部屋の大きさ・状況に合わせてさまざまですが、これらの[土間]の存在がこの建築での生活に大きな可能性を付け加えてくれるはずです。クライアントの協力を得て26日(日)13時から17時までオープンハウスをおこないます。散歩がてらにでもお立ち寄りください。近くにある
[boulangerie levain]は、遠くから訪れる人も多い天然酵母パン屋さん。ワインの飲めるカフェもあります。日曜は18時まで。代々木八幡駅近くの
[やしま]の讃岐うどんもおすすめ。11:30からの売り切れ仕舞です。
ws@workshop-kino.com宛にメールをいただければ、ご案内のpdfをお送りいたします。
2013年にフランスのBuda Musiqueが制作したディランのトリビュート盤が意外に面白い。13組の演者たちの出自がキューバ、ベンガル、ルーマニア、ミャンマー、イラン、エジプト、ラジャスタン、ハンガリー、台湾、アルジェリア、マケドニア、アボリジニー。それぞれの楽器でそれぞれの言葉で演じているので原曲の作者がディランであることが消去され、ほとんどが新しい音楽に生まれ変わっている。大きな可能性を感じさせてくれる一枚です。
柿の実に食べごろというのがあるのでしょうか、鳥たちが群がり始めたと思ったらあっという間に食べつくされてしまいそう。これは明らかにメジロでしょうね。スズメ目メジロ科osterops japonicus。
乾いた雪が降るとの予報にざわざわしながら光が丘公園を歩き抜けた現場の空に雪雲。
雨上がりの濡れ落ち葉。どちらも紅葉が図なのですが。
フクが逝って2年。大きな存在だったんだなあ。今はまた別の犬世界が展開されています。
冬の光が丘公園。葉が落ちて寂しいようですが元気な鳥たちのおかげで意外ににぎやか。ここのところ鳥の登場が多いなあ。
[doghouse]中庭から見上げる電線には鳥のお客様いろいろ。庭にはまだ届かない朝陽が気持ちよさそう。
居住空間デザインコース恒例の宮脇賞選考会。3回目の決選投票も2者同票で、ゲストクリティックの堀部安嗣さんの票で最優秀が決定される白熱の接戦になりました。木下道郎賞はこれ。インドの階段井戸の形状に想を得たステージ付きドミトリーです。
紅い実が鳥たちに平らげられて冬姿になった飯桐の向こうで一服する大煙突は清掃工場。
木々の葉がすっかり落ちた真冬の光が丘公園。わずかに残った木の実を求めて鳥が枝を行き交います。
実家から夕暮れ時に駅に向かう時にいつも足が止まってしまう西に向かう小路。もう少し人影が右に寄っていたらなあ。
正月のうろこ雲、これが秋ならいわし雲。巻積雲と言ってしまえば趣に欠けてしまいますがcirrocumulusなら視座がローマ帝国にまで拡がります。略号はCcだそう。
ハマ歩き、続き。港の海沿いを走っていた鉄道線路もまた記憶のかけらのひとつ。その昔「税関線」とも呼ばれていた貨物線跡で廃線後プロムナードとして整備され「汽車道」と呼ばれています。わずか20年くらいの間ですがこの先で山下埠頭線へつながっていました。後ろには税関のクイーンの塔。
ハマ歩き、続き。ライトアップされた県庁舎の向こうに闇に揺蕩う小舟のような三日月。今年は1月1日が新月だったので、この3日の夜は純正の三日月。これから上弦に向かっていくということは、昔習ったのでしょうが、もうすっかり忘れていました。
もう何年も続いている高校同期との正月中華街。その前の横浜歩きも楽しみのひとつ。港の夕景は被写体として申し分ありませんがやはり懐いものの方に惹かれてしまいます。
ひとつひとつに味がないからといってまとめてみてもしかたがない新宿副都心。
夕空に浮かぶ雲に気を取られているあいだ犬たちはうろうろ。
親ばかというのでしょうね。犬たちは寝姿ならカメラにおさめやすいのでつい何枚もシャッターを押してしまいます。
冬の朝は散歩の時にちょうど陽が昇ってきます。朝陽に向かって歩くもよし、影を踏みながら歩くもよし。
一夜明けて、とるものもとりあえず正月。年賀状写真のアウトテイクから1枚。3匹揃ってはいたのですが猫だけは思うようになりません。
2014年になりました。[doghouse]の年賀状はこのアングル。今年がいい年になりますように。