瀬戸 猫

瀬戸内建築の旅¶先ずは猫から。直島の家プロジェクトの家並の中の階段をとぼとぼと歩く猫。豊島では港近くの空き地の物陰に身を潜める親仔を見つけました。雨宿りかな。
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ゆず

前期は火曜日の午後一が大学での授業なので、終わってから一杯というわけにもいかず、事務所に逆戻りになってしまいます。津田沼まで出かけて仕事だけというのも味気ないもの、そこで楽しみにできる昼飯を見つけました。「ゆず」の旬の魚定食。行動が定型化する傾向の強い私は火曜日は朝から「ゆず」を楽しみにしているので、店が常ならずいっぱいで他で済ませなければならなかった時は、我を失いかけました。これはここでもめったにない「生しらす丼」。うまかったなあ。昨日は「本鮪なか落ち丼」をいただいているところでついさっきまで濃い時間を共有していたS先生W先生と一緒になりました。
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瀬戸 稲田

田植えが終わったばかりの水田の向こうに瀬戸の海と島々。豊島、てしまと読むのですが、いいところでした。
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瀬戸 朝海

豊島美術館への旅は忙しすぎて写真がなかなか整理できません。取るものも取りあえず瀬戸内海の朝の情景。マウンテンバイクで島めぐりをしたり、甲板でずぶ濡れになったり、素晴らしい一日の肝心なところは落ち着いてからアップします。
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eriobotrya japonica

枇杷Eriobotrya japonica。英語loquatはあまり馴染みのない単語。東アジアの果物なのですね。私の誕生日の頃が旬なので勝手に「マイフルーツ」に決めています。写真は三鷹のご近所からの到来物。長崎産の茂木枇杷も送っていただいて楽しんでいます。犬たちは皮を分けてもらうのがことのほかお気に入りです。
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cochin nivas

昨日は暑かった。こういう時にはカレー。というわけでcochin nivasのランチ・メニューから「トマトチキン・ライス」。タマネギ、ピーマン、チキンが南インド風にトマト味でまとめあげられています。酸味と辛みがバランスをとっていてバスマティ・ライスにぴったりです。今日はこのままどんどん下がって20℃を切るという予報です。私は5時には家を出て豊島美術館への建築旅行。向こうは今日は晴れるのかな?。
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犬めくり

[doghouse]のダイニングにはここ何年ものあいだWorkman PublishingのDog Page-A-Day Gallery Calendarが置かれています。要するに犬の写真の日めくりなのですが、いい写真が多く住人の共通の話題になりやすいこともあって、楽しませてもらっています。最近のお気に入りは私はこのクロアチアの路地に佇む後ろ姿の犬。娘はこの一日前の犬青空に浮かぶ之圖がお気に入りだそう。
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長崎 洋館

敷地近くの「南山手乙二十七番館」。枠越しに目に飛び込んでくる映像が魅力的です。大パノラマよりも説得力があるのかも。開発されてしまった遠景も近くの樹木のおかげでそれなりに絵になっています。
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大黒屋

居住空間デザインコースへは都営新宿線から京成八幡で乗り換えて通っています。プラットフォームの目の前にある大黒屋という割烹に「永井荷風の食べたカツ丼」があると知ってトライしてみました。これ以上の普通はないと言えるほどの正統派カツ丼でグリーンピースがのっていて、普段の昼飯としては◎という感じ。上もあるのですが、荷風の定番は並に上新香と(常温の)お銚子一本だったそう。確かに下のどこかの雑誌に載った写真のほうが趣があります。いつか真似してみよう。
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courtesy of Daikokuya

「シカと衝撃」

中央線など車中で表示される運行情報に面白いものはまずありません。特に「原因」がいけない。やたらと「人身事故」が多いのが先ず悲しい。「線路内立入」は車中の女子高生の立ち話によれば冤罪の宝庫でもある痴漢事件の言い換え。停電キャンペーンによる迷惑運行は、常態化しているにもかかわらず運行情報として表示され、原因は「停電」。などなど見たくない情報ばかりなのですが昨日の帰りの車中にはなんと「シカと衝撃」。思わず微笑んでしまいました。帰って調べてみたら中央本線の勝沼ぶどう郷・塩山間でシカと車両が「衝突」して甲府・高尾間の電車に遅れが出たのだそうです。英訳がまたふるっていてdeer impact。私には馴染みのないかっこいい表現なのでgoogleしてみたら「もしかしてdeep impact?」と問い返されてしまいました。写真は[doghouse]の動物寝そべるの圖。
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ネット上に写真もアップされていました。参考までに。
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courtesy of minase’s

長崎薄暮

敷地の夜の環境を検証する機会は実はそう多くはないのですが、ヴィッラにとっては夜の眺めも大切。6時半に敷地に戻った頃はまだ街の灯りがともる前。夏の夕暮れは意外に悠長で暗くなりきるまでには2時間近くかかりました。暗くなるにつれて周辺の現実は薄闇に飲み込まれ、鳥の囀りや時々聞こえる汽笛、やがては蛙の声が鮮やかに耳に届きます。いい時間でした。三方みないい夜景なのですが、私にはこのアングルが一番かな。
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長崎の鳥いろいろ

というわけで、長崎からは戻りましたが、鳥が続きます。敷地を熊のように歩き回りながら建築への想いを紡いでいるあいだに撮った写真です。敷地近くにある鬱蒼と木が茂る鍋冠山のおかげでさまざまな鳥がやって来るのだと思います。猫もたくさんやって来ますが。
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長崎は今日も雨

梅雨だから雨であたりまえ。雨に濡れた石畳もいいものです。今の東京だと身を竦めてしまう小糠雨もここでは気持ちよく受け止められます。敷地に登って傘をたたみ山用の雨よけを着て2時間近く独りで過ごしたのは大きな収穫でした。写真は光が期待できない中では鳥にまで関心が飛んでしまいます。大浦天主堂でポーズをとっていた烏?です。
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ferret guasch cava

6月17日。私のなんと60回目の誕生日。今は仕事で長崎なのでお祝いのディナーは過日dos gatosで。きりっと冷えたcavaで乾杯、フィデワ(パスタのパエリヤ)もトライしてみしました。娘もよく食べ、息子はよく飲みました。ここに初めて来た7年前と比べるとたいへんな成長です。感無量でした。還暦という時間の捉え方も悪くないなと思えるようになりました。人生の大区切りまで私が元気でいられたことにも感謝。この節目の時を長崎で迎える巡りあわせにも感謝。
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courtesy of dos gatos

summer in Nagasaki

長崎のヴィッラのクライアントからSummer in NagasakというCDを借りしました。昔懐かしいTangerine Dreamの2007年の作品。原爆5部作の1枚だそう。こんな音楽が作られていたとは知りませんでした。今日から長崎に出張。昨晩は北山さんや谷内田さんなど30年以上前に出合った人たちとbeach houseで一献。原発禍で延期したおかげで思わぬ楽しい宴になりました。
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summer days

三鷹駅までの道端で目にとまった居酒屋の店先の飾り。気持ちだけでも夏。けっこう気が利いています。
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walls

居住空間デザインコース今年の新入生歓迎レクチュアのゲストは宮晶子さん。壁の配置を主題とする5つの建築のスライドショウ。強烈な刺激で私の頭の中は激しく熱を発していました。こういうのはたいせつだな。たくさんの布が様々な位置で視線を遮るように吊るされた懇親会会場のセッティングは宮さんの設計手法に対するオマージュなのでしょう。飲み語るための場の設えとして申し分のないものでした。
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the graduates

震災で自粛してしまった居住空間デザインコースの謝恩会が遅ればせながら開かれて楽しくたくさん飲みました。手づくりの料理のレベルの高さは4年間の製図室厨房研鑽の賜物でしょうか。ひとつひとつ手書きの文字が並ぶ寄せ書きもうれしい。いただいた花を生けて思い出しています。ありがとう。
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nelumbo nucifera

昨日は睡蓮、今日は蓮。分類上スイレン目まで一緒で科から違うということは「かなり違う」ということのようです。どちらも雨が多く空気がじっとりした今時分にぴったり。法華経寺の境内はずれでのスナップです。
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dip in the pool

大昔ライブに行ったこともあるdip in the poolの新作を思わず入手してしまいました。25年前のデビューの頃と基本的に同じ音。ディランとは違ったこういう生き方もあるんだなあ。[doghouse]のpoolには睡蓮と金魚。動物たちはここの水が好物です。
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rainy day roses

windflowerというバラ。雨の日のバラの雨よけシートが半透明の背景になって、しなやかな枝ぶりの風の花がうまくカメラにおさまりました。
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the barn

三鷹に行きつけのバーがもう一軒できてしまいました。the barn。極上のギネスが楽しめるアルコール主体のオーセンティックなバー。ミュージック・クリップがディランやニール・ヤング、レナード・コーエンを含む私の世代の音楽、マスターが英語ネイティブ、といった特徴。元来、独りで飲む習慣はなかったのですが、calvetもblue moonもあって選択肢が増えて困ってしまうな.。カウンターの突き当たりの壁のグラスの虚像と実像。ここに実在していたピンクのカクテルが目に浮かびます。バーンというと私にとっては30年ほど前によく行った宮脇檀さん設計のお店のイメージが強く、店名だけはしっくりきません。
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zanthoxylum piperitum

朝の散歩の途中でもらってきた山椒はまだかわいい。花壇はけっこう込み合っていてなかなか場所が決められずに鉢のままですくすく。学名zanthoxylum piperitumはいい感じだけどjapanese pepperと言われるとつまらないな。英語ではそう呼ばれるほど日本固有の植物のようです。葉っぱもおいしい。
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rhododendron wadanum

鍋割山歩き¶鍋割山にやっと登り着くと植生ががらっと変わり明るい落葉樹の林がひろがりました。ここから金冷シノ頭(きんひやしのあたま)に至る稜線を進んでいく間は霧に包まれました。ブナの早緑の中でひときわ目を惹く明るい赤紫の花はトウゴクミツバツツジRhododendron wadanumです。東国三葉躑躅と綴るとかわいくありませんね。
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june berry a la [doghouse]

伸びっぱなしだったジューンベリーをカットしました。鉢に生けてもまたよし。フクが大喜びで紅い実を食べています。いつもなら子供たちも口にするのだけれど・・・。
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ちょっと山歩き

丹沢へ。と言っても鍋割山標高1,273mという初心者コースなのですが、放射線禍を怖れて散歩を控えていたせいか、足腰が思うようにならず大変な苦戦になりました。晴天に恵まれ富士山も拝むことができたし、頂上から少しずつ始まって麓の温泉で燃え尽きた飲み会は最高でした。下界では晴れてはいても霧が出たりするのが山。周りの景色が見えなくなったおかげで生まれた絵もあります。1998年の桔梗が原メルローsignatureを味わえたのもうれしかった。今日はちゃんと歩けるかな?
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Casa@[doghouse]

ずーっと続いた梅雨冷えの雨がかきっと上がって絶好の中庭日和になりました。久しぶりに引き戸も全開し犬猫たちも伸び伸び。しまってあったトルコで入手したキルムをデッキに敷くと早速かわるがわる寝そべっていました。掃除の合間に朝食代わりにと思っていたチヂミはちょっと目を離した隙にフクの胃袋に収まってしまいました。いつもは隠れてしまうクウもお気に入りの植物の傍らで一服。ハヤは編集のお姉さんが気に入ったらしく終始大はしゃぎでした。みんな協力ありがとう。今回はCasa Brutus。「山の家、海の家」特集が震災のあおりで「建築とペット」にシフトしたとのこと。犬好きのカメラマンの手にかかって生き生き写真がたくさん生まれましたが、「わぁ、かわいい」を超えたCasaらしい誌面になるかどうかは編集の腕の見せどころ。楽しみです。
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rainy day buses #13 or 21

悲しい雨が降っているので、歩いて45分、電車で60分のところにバスで出かけました。バス一番前の特別席で動く街を眺めるのは好きです。20分があっという間でした。心配していた渋滞がなかったおかげで約束の時刻まで間ができたのでちょっと寄り道して建築探訪。以前お邪魔した時にはなかったモノを見つけました。
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猫いろいろ

3まわりも下の兎年が3羽揃って[doghouse]を見学にやってきました。ひとりは「猫おじさん」の教え子で大学では「かわいい」と人気だったと教えてくれました。そりゃあ猫はかわいい。こちらは懐かしいサザンのレコード。いいジャケットですね。
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それぞれの夕暮れ時

夕暮れ時に直美も一緒の買物散歩は犬たちも大好き。小さな「群れ」を形づくってそれぞれの流儀でさわさわと吉祥寺まで足を伸ばします。こういう時にイヤイヤは絶対にありません。東急百貨店の裏側の住宅街の中にぽつぽつと小さなお店が並ぶ中道通りがみんなのお気に入り。行き交う人々の暖かい視線は犬たちにも心地よいようです。高知県の野菜や鰹を売っているお店もあって時節がら重宝しています。スペイン料理のdos gatos もあります。オーナーシェフの高森さんのブログはレシピやワイン、魚情報いっぱいで勉強になります。狭い通りに居並ぶ電柱も夕暮れ時には悪くありません。百貨店裏で待っているあいだ、犬たちが一緒のおかげでさまざまの出会いがあります。待ち時間が読めるのでしょうか、フクはからだの力を抜いてしまっていました。
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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