ゆっくり暮れる町

日曜夕刻。ちょっとした仕事を終えた後の上高田「きよし」。爽やかな初夏の一日の心地よい火照りが開け放された扉の向こうの薄暮にゆっくりと吸い取られていきます。小上がりの座敷は3組のご近所さん。13歳になる店猫。常温のお銚子。いい時間でした。
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Never Let Me Go

おいて行かれるのがイヤ。
閉め残った隙間から玄関の先の様子をうかがうハヤ。
真剣です。
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happy sleeping

仲良く眠るハヤとフク。犬たちは人が大好きですが、なにかのはずみでかまってもらえない時は、こんなふうに群れの世界に戻ります。なんだか幸せそう。夢をみることもあるのかなあ。
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dogs running free

留守番続きで遊びが足りないハヤとボール投げで遊びました。フクも必ず参加するのでボールは2つ用意してあります。遊びが終わるとフクはすぐ昼寝。ハヤは仕舞われてしまったボールを暫くの間探し回っています。
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Beasts in the jungle

椅子の林の中に犬や猫。常ならぬ寒さからは抜けたとは言え、まだ床暖。温もりには抗い難く、三者からだを寄せ合っています。朝の穏やかなひとときです。
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箱猫 vs. papillon

四角いプランターで「箱猫」になるのはクウのお気に入り。暖かい日は外の方が気持ちいいよね。で、その様子を遠くから見詰めるハヤ。茶色いところは蝶に見えなくもありません。遊び相手を探しているのかな。
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James Joyce

ぐずついた天気が続いています。重い原稿を背負い込んだ私にとっては励ましの雨かな。Dylanの極東公演はソウルまででどうも中国は流れたようです。bobdylan.comには6月の東欧公演が発表されました。最近の曲I Feel a Change Comin’ Onの中にJames Joyceが出てくるのに影響されて「ユリシ−ズ」か「フィネガンズ・ウェイク」でも読んでみようか、でも長いな、原語じゃ無理だろうな、などと考えていたところに丸谷才一による新訳「若い藝術家の肖像」A Portrait of the Artist as a Young Manの新聞広告が飛び込んできました。曰く「あの難解とされた名作は、こんなにも面白かった。見事な日本語訳、詳細な注、清新な解説・・・」。一発でノックアウト。その日のうちにオーダーしてしまいましたが、車中で読むというのには(内容が)重すぎ、仕上げなくてはいけない原稿がたまっている時にゆっくり読み始めるわけにもいかず、積んだままになっています。この子たちは本は読みませんが仲良しです。
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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