勝沼シャトー・メルシャンの竣工式。朝早いので前の晩に甲府に入って盛大に打ち上げ。予め用意した竣工写真を初めてアップします。
photo by Isao Imbe
勝沼、ブドウ畑にも神様。収穫の時期は間近の様子でした。酷暑もほどほど。下りということもあり、気持ちよく足が進みました。
勝沼に大切な方をご案内。気持ちを引き締めるためにも駅から歩きました。ブドウ畑の町の中で時々見かける妙にかっこいい車がたわわに稔ったブドウ棚の下で休んでいるところをパチリ。椅子・テーブルの配置などもひととおりチェックしてお迎えしました。ご案内後ワイン・ギャラリーでの初めての乾杯。「いい仕事をしたね」の一言に肩の荷がやっと下ろせました。感激。
勝沼も猛暑でした。例年とは違い、朝晩の気温が下がりきらないので、ブドウの糖度が今一つ上がっていないのだそうです。ふと動き出したスプリンクラーの飛沫が、気持ちを涼しくしてくれました。暖められ過ぎた大地も耐えきれず、この後激しい夕立。少しはブドウを喜ばせてくれたのかな。開業への準備がゆっくりと進んでいました。
勝沼「ワイン・ギャラリー」。7月31日にアップした写真よりは幾分「現実」に近い写真。歴史が刻まれた石碑や銅像や門柱や土地などと折り合いをつけながら、新しい時間の層を加えました。
夕景の撮影は秒単位。瞬く間に夜の帳が降りきってしまいます。勝沼の夜はしっかり暗いから、ワイン・ギャラリーの夜の灯りも控えめ。建物の灯りをすべて消すと白い列柱群が夕闇に浮かびあがります。
勝沼のワイン・ギャラリー竣工。手持ちカメラではもう撮影ができない薄暮。携帯で不思議な雰囲気の写真が撮れました。左が築135年の日本最初の葡萄酒醸造所。右が新しい「ワイン・ギャラリー」。新旧の建築物を繋ぐ中庭には葡萄棚を支持する白い円柱が林立し、時の流れを刻む石碑や門柱が点在します。遠景は甲府盆地の山並み、その手前に葡萄畑。幾層もの時空を重ね焼きしたような不思議な写真。絵としてご覧ください。