
久しぶりに勝沼へ。向かいの宮光園の整備が進んで、日本のワインの歴史を語る環境が整ったきたのもうれしい。築一世紀を超える建築群と溶けあっています。計画の初期に目指した[ワイナリー・ガーデン]へと育っていきそう。

[aqua gallery]の周辺は富士山の麓の森。東京では耳慣れない蝉が鳴いていました。

あいかわらず後を絶たない鉄道人身事故をホームドアで減らすより世の中そのものを変えるべきだとは思うけれどもとるものもとりあえずまたよし。出来上がる前の仮の姿またおかし。

近くなのに足が向くことはめったにない中野新橋へ神田川沿いをぷらぷら。水は清らかになったけれど趣きがあるとは言い難い機能的都市河川は名前だけは「神田川」。鳥が楽しそうに飛び交っている好きな路。振り返ると遠景の墓碑としてはよくできた都庁。

仕事場は
[二軒家アパートメント]の2階と3階の2戸をアプローチの屋外階段とテラスまるごとで借りています。仕事の合間に外の空気をしばしば吸うのもいいもの。混沌とした東京らしい眺めのなかに目に留まるものもちらほら。この日の夕空の蒼はきれいだったなあ。

芍薬一夜明けて淑女。自然光にハロゲンが加わった分の色香がほんのり。向こうに見えるのは洗濯物ではなく卒業生の『大好き』サイン入りTシャツ。季節や時間が漂うガラス屋根の下にお気に入りが集まっています。音楽はMelancholy Mood。

ハナミドリでベリーとの距離を少しずつ縮めながら選んだ花は緋い芍薬。開き終わった白い芍薬をおまけにつけてくれました。白と一口には言い切れない黄や紅が微かに混ざった艶やかさ。緋と絶妙な取り合わせです。