出会って

170708.jpg
習志野市森林公園、固有種を育てているというだけのことはあって、しばらく居るあいだに珍しい鳥がカメラに収まった。キツツキのような仕草をしているが大きさがスズメに近いのでおそらくコゲラだろう。キツツキ目キツツキ科Picoides kizuki。学名は採集地杵築に由来。

教わって

170707.jpg
日大生産工学部居住空間コースの非常勤講師を続けていることの魅力のひとつは仲間の先生たちとの交流にある。集まって飲むことももちろん少なくはないのだがSNSを介したちょっとしたやりとりのなかにも興味深い刺激が少なくない。習志野市森林公園についての山中祐一郎さんのfbもそんな刺激のひとつだった。直ぐに小川真樹さんが反応しまわりの写真もアップされた。どこかキャンパスの近くに古民家があるということは記憶のどこかにあったけれどその大沢家住宅が素晴らしい緑地の中にあって、しかもキャンパスから津田沼駅の途中ということは知らなかった。歩いてみたらなんということはない総行程で30分ちょっとの距離。トライした日は運悪く30℃を超す猛暑だったが森の中では暑さを感じることもなく鳥が遊ぶ池もある素晴らしい環境だった。私のfbにも旧学生からすぐに「固有種を育てているところなんですよ」と反応があった。こういうのもうれしい。ただし古民家そのものが月曜で休館だったという点では犬智慧と言えなくもない(笑)。

摩る

170705.jpg
5月の初めの台湾の旅。台中の公園脇での情景。どこにもそれぞれの人生がありドラマがある。旅は面白い。また行きたいなあ。

渡る

170704.jpg
群れの渡りからはかなり遅れて遥か彼方に仲良く向かう鳥2羽。美しい。冬鳥が戻ってきてにぎやかになるのはいつになるのかなあ。

語る

170703.jpg
原鉄道模型博物館のジオラマから海辺の2人。ただ並んで座っているのではなくて、何やらドラマが読み取れるようです。海は大きいからなあ。

Monreale

170702.jpg
170702a.jpg170702b.jpg
170702c.jpg170702d.jpg
Sicilia series。モンレアーレ。パレルモ旧市街を直交する2つの軸線のうち港に端を発し王宮をかすめ内陸に向かう長い軸線の8km先の岩山にある街。金ぴかのドゥオモの華麗さもさることながら隣接する修道院の列柱回廊の中庭空間が素晴らしい。ロマネスクとイスラムがみごとに溶け合っている。ドゥオモと修道院が建てられる前からあったアラブの痕跡が残る迷路のような市街も味わい深い。モンレアーレとパレルモ旧市街のあいだの山に囲まれた平地は、かつてアラブの進んだ灌漑技術によって豊かな農地となり、コンカ・ドーロ(黄金の盆地)と呼ばれていたそうだ。市街地がスプロールした今もその名残は感じられる。ノルマン・シチリア王国時代、パレルモの王宮、チェファルーのカテドラーレ、モンレアーレのドゥオモの順に建築が進められてここで栄華に終止符が打たれることになる。fbのmichio kinoshitaアカウントに別の写真もアップしています。

白玉鶏3

170701.jpg
またまたジオラマ。白色レグホンが小屋のまわりを歩き回っているのはイングランドの農家かな。のどかな情景にも鉄道模型はよく似合う。

Profile

image
kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

New Entries

Comment

Categories

Archives(4185)

Link

Search

Library