

ゼミ旅行四国13。猫たちはおっさんと女の子を区別しない。


ゼミ旅行四国12。海にはウミウ、池にはカワウ、違うのかなあ。

photo courtesy of Kyoju LINE
ゼミ旅行四国10。観光団体ランチの起死回生。藁火の火照りも鰹塊の旨さも感動的。

ゼミ旅行四国6。竹林寺納骨堂(堀部安嗣2013)。牧野植物園のある五台山にある四国遍路の31番札所竹林寺には堀部さんが学会賞を取った納骨堂がある。永い歴史の山に溶け込むように建築は低く低くおさまっている。軸線の突き当りに在る水盤を囲む白壁に映る草木の朧げな影が美しかった。奥深い山から白犬が姿を現してこちらを見ていた。

ゼミ旅行四国5。牧野富太郎記念館(内藤廣2005)。小さいころ図鑑が好きだったので牧野富太郎の植物描写はあこがれだった。高知市の太平洋側に隆起した五台山の地形に埋め込まれた2棟の建築は外部に閉じ、内部に開いている。素直だ。牧野植物園事態も植物が柔らかく繁茂していて気持ちのいいところだ。遍路の小路が園内を通り抜けている。

ゼミ旅行四国3。仏生山温泉(岡昇平2005)。高松からことでん(高松琴平電気鉄道)に乗って仏生山温泉へ。乗車券と入浴券がセットになって団扇になっているのが楽しい。仏生山は法然寺の門前町で56年に高松市に編入されている。2005年に仏生山温泉ができたのをきっかけに町おこしが地域の内側から始まっているようだ。温泉の裏には「仏生山まちぐるみ旅館」もできている。「仏生山ウルトラファクトリー」「彫刻家の家」「へちま文庫」「四国食べる商店」「ことでん電車図書室」などマップ第3版を拾い読みしているだけでも楽しい。地域に根付いた動きに建築の存在が寄与しているのはうれしいことだ。かけ流しの重層泉もいい湯だった。フライヤー収集癖のファイルには12月1日に「仏生山縁側の編集室」で開かれた「ハトを、飛ばす」上映会の案内もある。監督の町田康彦さんの「映像日誌みたいなもの」を読むと3・11をきっかけに生まれた作品であることがわかる。町は確かに育ち始めている。

ゼミ旅行四国2。地中美術館(安藤忠雄2004)。2011年の直島滞在時間は3時間を切っていたので地中美術館は素通りした。見なくても解かるとその時思ったのは間違いだった。特にタレルの「オープン・フィールド」での体験が不可思議。初冬の曇り空の自然光でモネを観るモザイクタイルの空間は良かった。低反射ガラスの反射はやはり気になったが仕方はない。知り合いでモネに詳しい林綾野さんは福武さんに誘われてここでモネを語った。誘われたツアーには開館時刻前鑑賞も含まれていた。ご一緒しなかったのは間違いだった。閉じた空間の中に海に開かれたカフェを用意しているのは旨い。外に出られるよと英語で教えてもらったおかげでテラスからの絶景を楽しんだ。そこで撮った瀬戸の島並はひときわ美しい。