紅い実が鳥たちに平らげられて冬姿になった飯桐の向こうで一服する大煙突は清掃工場。

木々の葉がすっかり落ちた真冬の光が丘公園。わずかに残った木の実を求めて鳥が枝を行き交います。

実家から夕暮れ時に駅に向かう時にいつも足が止まってしまう西に向かう小路。もう少し人影が右に寄っていたらなあ。

正月のうろこ雲、これが秋ならいわし雲。巻積雲と言ってしまえば趣に欠けてしまいますがcirrocumulusなら視座がローマ帝国にまで拡がります。略号はCcだそう。

ハマ歩き、続き。港の海沿いを走っていた鉄道線路もまた記憶のかけらのひとつ。その昔「税関線」とも呼ばれていた貨物線跡で廃線後プロムナードとして整備され「汽車道」と呼ばれています。わずか20年くらいの間ですがこの先で山下埠頭線へつながっていました。後ろには税関のクイーンの塔。

ハマ歩き、続き。ライトアップされた県庁舎の向こうに闇に揺蕩う小舟のような三日月。今年は1月1日が新月だったので、この3日の夜は純正の三日月。これから上弦に向かっていくということは、昔習ったのでしょうが、もうすっかり忘れていました。

もう何年も続いている高校同期との正月中華街。その前の横浜歩きも楽しみのひとつ。港の夕景は被写体として申し分ありませんがやはり懐いものの方に惹かれてしまいます。
