

神田に発見した不思議なお店。三十数年前に手作りで生まれた空間だそうです。餃子あり〆鯖ありのよろず居酒屋のとどめは名物のカレー。ガイジンの客も多く、世界中の少額紙幣がピンナップされています。葡萄舎ラベルの赤は勝沼のまるき葡萄酒のマスカットベリーA。

デイベッド下での就寝を脅かしたり、食卓からの降下直後を襲ったりといった犬族の暴挙に対抗して犬の根城を猫が占領しました。これを紛争の火種にしないところがイヌとヒトの違い。

[doghouse]の中庭にすっぽり収まっているのはシマトネリコ。モクセイ科トネリコ属。鉢植えを買ってきて植え替えたのがここまで成長しました。剪定の要領を得なかったため株立ちというわけにはいきませんでした。これ以上大きくならないように頑張ります。

新芽青々もよし、黄金色もよしそしてまた枯淡連枝もよし。これが幾度も繰り返されるのがヒトとは違うところ。

改札口近くやレジに置いてある印刷物を手にするのが好きです。たいがいは直ぐにゴミ箱行きなのですがしっかり楽しませてくれる逸物も少なくありません。能登カルチャークラブ発行の「Fのさかな」は魚を主役にした地域PR誌で28号は鯒の特集。Wiki的解説から始まって古今の雑学、レシピまで楽しませてくれます。英名はflat headまたはsand scraper。「鮎鯛のことは鯒知らぬ」という言葉遊びも教わりました。昔の人は粋だなあ。富山県の「ねまるちゃ」中央線の「ののわ」もいいですね。

実家
[bigdog house]に顔を出す機会が増えています。竣工35年になる空間には数えきれない想い出と共にいろいろなモノが大切に残されています。ガラス屋根の土間空間にあるタイル貼りのダイニングカウンターには今はKosenのカワウソlutrinae lutra。シクラメンもアジャンタム改めアジアンタムもあの頃人気がありました。当時は物珍しかったSonyのIH調理器もまだ健在です。