
Dylanの新作はSinatraの「アンカバー」。単なるカバーではなく再構築。73歳でこのエネルギーはすごい。ファンの私が感心するのはあたりまえなのですが、欧米では一般的な評価も極めて高いようです。デザインはブルーノート調でまとめられています。やっぱりアナログの方が似合いますね。

東京は雪にならなくて、出かけた先の富士吉田は大雪。去年の
車中泊事件が脳裏をよぎり帰りの心配をしつつも冬景色を楽しんでしまいました。ついでに吉田のうどんも。もちろん仕事はばっちり。

月が変ったので早速
「製麺rabo」へ。今回は濃厚魚出汁の「ラーメン」。鳥出汁とまったく性格の違う出汁が両立しているのが不思議。こちらは
「文蔵」に近い感じでもちろんおいしいけれど、鳥出汁の時に受けた圧倒的衝撃までには至りませんでした。つけ麺の方が合うのかもしれません。次回はあっさり魚出汁ですが、新たに「塩ラーメン」も出現していて、月一ペースだと全貌把握に半年かかってしまいます。店内に重苦しい空気が漂っているのは内装のせいばかりではなく「ご注文はお聞きするまでお待ちください」といった注意書きから見えてくる大将の性格によるものなのかもしれません。「期待し過ぎにご注意(笑)」と書くユーモアもあるようで、いずれにせよ奥の深い店であることは間違いありません。

-猫おじさんではなく本物の猫が冬の木洩れ日の中をさっそうと歩いていった。

-白く輝く枯枝が映える湿った冬夜空に想うことひとつふたつ。

雨上がりの朝の小さなきらめきに足を止めるひとときのしあわせ。

冬の鳥たちはどこに消えていった。降り積もる雪から身を隠す場所、何処に。