猫呑

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飲めなくなってしまった大酒飲みがまわりにぽつぽつ現れる歳になってきているので、休肝率を上げようと月に12日休肝を始めてもう半年が過ぎた。仕事やらなにやらでの会食もまだ少なくはないから、これを実現するために一人で飲むことを控えざるを得なくなった。当初はかなり努力していたのだが、人のからだはよくできたもので、一人でいるときにからだが酒を求めなくなってしまった(笑)。ということは家ではほとんど飲まないので、CMに釣られて大量に買ってしまった某ビールの在庫に困っている(苦笑)。楽しんでやっている限りはからだにもいいし節約にもなる、のかな。谷津干潟の黄昏時。若い人にはわからないだろうなあ。

山猫

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熱心なBob Dylanファンの俗称bob catはオオヤマネコの英名だ。セットリストほぼ固定ながら僅かな変化を伴って熱く続くDylan合州国ツアー。Johnny Mercer Theatreだからムーン・リバー、ジョージア州だからJames Brownに続いてついにアンコールに登場したFreddy Kingのインスト曲は多分シカゴブルースの縁。よく曲を知ってるのは分かるけど不思議な人だなあ。この調子で行くと異変が多いと言われるニュージャージーや7夜も続くマンハッタンあるいはオペラハウス杮落しのフィラデルフィアでもなにかサプライズがあるかも。写真はまったく無関係に谷津干潟の夕暮れの印象派。

稲穂

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勝沼へはお気に入りの「ビューやまなし」2階席に乗って行った。特に帰りは思ったより混んでいて指定席にしてよかった。勝沼は朝晩の冷え込みが厳しいせいかもうすっかり秋。駅から大善寺に向かう葡萄畑道に稲穂が積み上げられていた。冬のあいだの葡萄棚の下に敷き詰めると土が肥えるのに違いない。甘い葡萄が獲れて美味しいワインができる。農業もひとつひとつの手間の積み重ね。

大団円

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grutto pass #16。山本有三記念館。かつて三鷹に30年近く住んで犬の散歩などで何千回と前を通ってはいたのだが入館したのは初めて。永い時間を経過した洋館というだけなのだが大切に使って行くのはいいことだ。建物は1926年に登記、設計者不詳だそう。建設当時の三鷹の航空写真は興味深かった。裏側にあんなに広い庭があるのは知らなかった。あっという間のgrutto passの2ヶ月もこれで終了。有料展示がなかった目黒区立美術館を含めて17施設を利用したから原価\1,670の4倍超の利用で採算は十分以上にとれたことになる。そんなことよりもpassに引かれて思わぬ出会い発見が多々あったことが大きかった。

河原鶸

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自慢のコンデジにも荷が重いほどの距離にある樹のてっぺんあたりに留まっていた、私の肉眼では認知できなかった鳥は尾の割れ具合からなんだ鵯かと思っていたが帰ってから露出をアップしてみたらどうもカワラヒワらしい。鳥にも魚のようにいちいち漢字があるのだが魚は偏が主で、鳥は旁も多い。カワラヒワ河原鶸Fringillidae Carduelisスズメ目アトリ科ヒワ属oriental greenfinch。

尉鶲雌

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もう何十回と来ている勝沼。雨の予報がいつものように覆って勝沼ぶどう郷駅から歩いた。以前よりも鳥がよく見えるようになってなお楽しい。葡萄棚が重力で垂れるのを傘状に張ったワイヤで防ぐための支柱の頂部に鳥がいた。かわいい。fbにアップしたら達人が直ぐにジョウビタキ雌と教えてくれた。ジョウビタキ尉鶲Passeriformes Turdidae Phoenicurusスズメ目ツグミ科ジョウビタキ属daurian redstart。

此岸花

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近所にかわいい花屋さんがあるのは楽しい。捨てられていたところを救ってくれた3人の里親の一人が私であることがわからないのか、いまだに吠えながら店の隅に姿を隠す可愛いベリーもそこにいる。白い牡丹、いや白い菊と迷って見慣れないピンクの可憐な花に目がとまった。diamond lily、南アフリカ産のヒガンバナ科で本家の毒々しさのかけらもない。こういうのに捉われるとかえってあぶない。Asparagales Amaryllidaceae Nerineキジカクシ目ヒガンバナ科ネリネ属。

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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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